ウィンタースポーツや帰省などで雪の降る地域にクルマで出かける機会の増えるこの時期。持っていると安心なのがタイヤチェーンです。「A PIT オートバックス 東雲」に聞くと、最近は布製チェーンの人気が高まっており、売り場にも変化があったのだとか……。学生ライターが調査してきました!

  • A PIT オートバックス 東雲

    タイヤチェーン売り場に異変あり?

布製チェーンの売り場が拡大中!

近年、注目度が高まっている「布製タイヤチェーン」。「A PIT オートバックス 東雲」でも需要が高まっており、数年前は「サイドネットに少し陳列していた程度」だったラインアップは拡大の一途をたどっているそうです。今年は陳列棚の面積にして昨年の3倍まで売り場が拡大しました。

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  • 布製タイヤチェーン人気の高まりを受けて売り場面積が拡大中

アウトドアやウィンタースポーツなどで、年に数回だけ降雪地帯に向かう人たちに布製チェーンは特に人気なのだそうです。取り付けが簡単、手ごろな価格、金属製に比べ軽くて持ち運びが便利、このあたりが人気の理由です。布製チェーンは以前から存在していましたが、「チェーン規制」の道路でも使えるように正式に認められたのは数年前のこと。これも人気が高まっている理由なのかもしれません。

  • A PIT オートバックス 東雲
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  • 持ってみると本当に軽い布製チェーン。お値段はISSEの「スノーソックス」(写真右)で1万3,530円~2万2,000円となっていました

布製チェーンの特徴は?

従来の金属製チェーンはスパイクシューズのように路面をひっかいて止まる仕組みでしたが、布製チェーンは路面の水分を吸い取って止まるという仕組みです。冷凍庫から取り出したばかりの氷は指にくっつきますが、少し表面がとけ始めた途端にツルツル滑りますよね? こんなイメージらしいです。ただし、深い積雪のある場所や雪がしっかりと降る地域では、スタッドレスタイヤに履き替えるのがベストな対処法とのことでした。

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    タイヤチェーンの種類はいろいろ。冬のクルマの使い方に合わせて選びたいですね

布製チェーンは適合サイズが幅広いのも特徴。輸入車やカスタム車など、タイヤが大きなクルマだと金属製チェーンでは対応できないことがありますが、布製であれば取り付け可能な場合もあるそうです。タイヤと車体の間の隙間(クリアランス)が狭い場合でも、タイヤにかぶせる布製であればぴったりとフィットするので、よほどのことがない限り使えます。カーシェアの利用者も、布製チェーンを持っておけば重宝するかもしれません。

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    対応するタイヤのサイズが幅広いのも布製チェーンの特徴です

「布製」ではないですが、非金属チェーンで最高峰ともいえる商品が「Yeti Snow net」(イエティスノーネット、6万3,800円)です。グリップ力が高く、北海道や東北地方では救急車も使っているほど信頼性が高いとか。輸入車にも広く適合しているので、使える車種が幅広い点も魅力です。DVD、手袋、防水の取扱説明書などがフルセットで付いてくるので安心感もあります。ただ、お値段も最高峰といった感じですね……。

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  • 「Yeti Snow net」(イエティスノーネット)は季節商品コーナーの最も目立つ場所に陳列してありました

「布製チェーン」で気を付けるべきことは?

布製チェーンは金属製と違い、装着していてもガタガタという振動がなく、音もほとんどしません。そのため、装着していることを忘れてしまうことがあるそうです。

布製チェーンにはメーカーが定めた速度制限があるのですが、装着していることを忘れ、周囲のクルマに合わせてついつい速度を出してしまうと、制限速度を超えてチェーンの破損につながるおそれがあります。乗り心地は最高の布製チェーンですが、付けていることを忘れないように気を付けましょう。

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  • 布製チェーンには速度制限があります

実際に布製チェーンを持ってみると、かなりの軽さに驚きました。金属製チェーンの方が2倍程度は重いような感じです。取り付けも女性1人で簡単に行えそうでした。これからは「チェーン装着が大変だから」と横着せずに、布製チェーンで冬の運転も楽しく乗り切っていきましょう!