テレビ朝日系特撮ドラマ『爆上(ばくあげ)戦隊ブンブンジャー』(毎週日曜9:30~)が2024年3月3日にスタートすることが22日に明らかになった。

『爆上戦隊ブンブンジャー』

■クリエイティブなバクアゲヒーロー『爆上戦隊ブンブンジャー』

スーパー戦隊シリーズ48作目となる新作のタイトルは、『爆上戦隊ブンブンジャー』。今作は、子どもたちに圧倒的な人気を誇るクルマをモチーフに、タイヤやスピードメーターをイメージしたレーシングスーツに身を包んだヒーローが、困難を知恵と技術で乗り越えていく物語となっている。これまでにも『高速戦隊ターボレンジャー』(89年)や『激走戦隊カーレンジャー』(96年)など、クルマをモチーフにしたスーパー戦隊シリーズは数多く生まれたが、今作では、ヒーロー自らがスーパーマシンを作り上げて限界突破。“クルマ×つくる”をテーマに掲げ、気分をブンブン、バクアゲしていく、大胆不敵で超前向きなヒーローが誕生する。自由な発想で組み上げたスーパーマシンで、自ら道を切り拓く――そんなクリエイティブかつプロフェッショナルで自立したヒーローを描く。

■ブンレッド&ブンブルー&ブンピンクとスーパーカーを公開

そして今作に登場するキャラクターとスーパーカーが初登場するビジュアルが公開された。高層ビルが立ち並ぶ都市と朝焼けを背景に、赤のスーパーカーと、レッド、ブルー、ピンクの3人。腕を組み、遠くを見つめるブンレッドはいつも前向きで熱い心の持ち主。物事の本質を見抜く力があり、勝負勘が強く即決即断でチームを引っ張る。顎に手を当て考え事をしているようにも見えるブンブルーは、クールな反面、ハードルが高ければ高いほど燃える熱い一面も持つプロ意識の高い頼れる戦士だ。そして、奥で腰に手を当てているブンピンクはチームのムードメーカーで好奇心旺盛、行動力あふれるタイプ。感情豊かで天真爛漫なキャラクターでチームを明るく盛り上げていく。さまざまな分野のプロフェッショナルでもある3人がそれぞれのスキルを活かし、“チームヒーロー”としての魅力をブンブン振りまいて、敵に立ち向かう。

今作には、ビジュアルにも登場している赤いスーパーカーをはじめ、ワクワクするクルマが続々登場する。変身する際に使用する「ブンブンチェンジャー」はスピードメーターがモチーフで、共通の武器は「ブンブンハンドル」と、変身アイテムや武器にもクルマの要素が盛りだくさん。自動車のハンドルがモチーフの「ブンブンハンドル」は、レンチ型の銃に変形する「ガンモード」、ドライバー型のロッドに変形する「ロッドモード」など、クルマに関連したクールなアイテムとなっている。

■脚本は冨岡淳広氏、監督は中澤祥次郎氏が担当

今作の脚本を担当するのは冨岡淳広氏。『ポケットモンスター』シリーズをはじめ、『バトルスピリッツ』シリーズ、『イナズマイレブン』シリーズを手掛けた、ホビーアニメ界の大御所が物語を紡ぐ。演出を担当するのは『機界戦隊ゼンカイジャー』(21年)、『仮面ライダーギーツ』(22年)など、特撮作品で見せる斬新な演出で名高い中澤祥次郎氏。アクション監督は自身もスーツアクターとして活躍する渡辺淳氏、特撮監督は佛田洋氏が担当することも決定している。

■久慈麗人プロデューサー(東映)コメント

2024年3月3日にスタートする新たなスーパー戦隊……そのタイトルは『爆上戦隊ブンブンジャー』! タイトルが示すように、とにかく前向きで勢いのある作品です。企画を進めていくには、作品を象徴する“軸”が必要です。今回我々がその軸として打ち立てたのが、「バクアゲ」という旗でした。「バクアゲる」とはどういうことなのか……作品の内容について、まだ多くを語ることはできませんが、我々の「バクアゲたい!」という想いに共鳴して、本当に素晴らしいクリエイター・スタッフ・キャストの方々が集まってくれています。想像を超えた化学反応が起きまくりで、正直この作品がどこまで加速していくのか、現時点では見当もつきません。ただひとつ確かなことは、視聴者のみなさんも、作り手側も、気分がバクアガる作品になることは間違いありません! ご期待ください!

【編集部MEMO】
約48年にわたって放送されているスーパー戦隊シリーズでは、現在47作目の作品として『王様戦隊キングオージャー』を放送中。圧倒的な強さの象徴である「王様」がヒーローとなって平和を守る同作は、5人の王様×昆虫ロボというスーパー戦隊シリーズ史上初の組み合わせでヒーローたちの戦いを描いている。