東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『あたりのキッチン!』(毎週土曜23:40〜)第10話が、きょう16日に放送される。

  • 桜田ひより

■善次郎、清美に一流店での修業を勧める

料理人になりたいと打ち明けた清美(桜田ひより)に対し、「あなたをうちの店に置いておくわけにはいかない」と告げた善次郎(渡部篤郎)。実は善次郎と清美の父は、かつて料理人として同じ料亭で働いていたのだった。今まで打ち明けられなかったことを詫びつつ、「お父さんと同じ道に進もうとするあなたには、ちゃんとした場所で才能を伸ばしてほしい」と一流店での修業を勧める。そして「和食おおそね」の採用試験のため、清美は善次郎に調理の基礎から教わることになるが――。

また、清美を演じる桜田ひよりを支えてきた渡部篤郎、窪塚愛流、工藤美桜らがこのほどクランクアップ。現場からコメントが届いた。

■渡部篤郎コメント

料理を扱う番組には、大切なことが三つあります。まぁ、それはさておき(笑いながら)、いろんな作品でさまざまな出会いがあるんですけれど、何より僕はいいスタッフと共演者に出会えることが財産だと思っています。今回もとてもいい出会いになりました。ありがとうございました。

■窪塚愛流コメント

いやぁ、寂しいです。以前、桜田さんとお芝居をさせてもらった時に、今の自分の基礎にもなっていることを教えてもらいました。そして今回、お互いに成長して再会できて、さらに渡部篤郎さんという大先輩とご一緒できたことで、固まりかけていた「自分の芝居」をまた壊すことができました。もっとお芝居を頑張らなければと思いました。皆さんのおかげで最後まで駆け抜けることができて、とても感謝しています。

■工藤美桜コメント

未熟な点もあったかと思いますが、この作品に参加できて本当に嬉しかったです。鈴代桜を演じることで私自身の食に対する関心もより一層深まったし、人と人とのつながりといった温かな部分を感じることができて、とても良かったです。そして桜田さんのそばでお芝居をさせていただいたことは、とても勉強になりました。また皆さんとご一緒できるように頑張ります。本当にありがとうございました。

【編集部MEMO】
桜田ひよりが演じるのは、コミュニケーション能力ゼロ、ゆえに友達もできず空回りばかりしてしまう大学3年生・辺清美。一度食べた料理は食材はもちろん、「小さじ1杯」といった調味料の微細な配合まで完璧にわかる“絶対味覚”を持つ清美は、就職活動を前に「これまでの自分を変えたい!」と思い切って飛び込んだ定食屋「阿吽」でアルバイトをスタートさせる。“コミュ力ゼロ”のため接客はからきしだが、料理の腕はピカイチ。思いを込めた料理を通して、ちょっとワケありな客の心をほぐし、温めていく。渡部篤郎は「阿吽」の店主・中江善次郎役、窪塚愛流は善次郎の一人息子・中江清正役、工藤美桜は清美と同じ大学に通う医学生・鈴代桜役を演じている。