• 空気階段の鈴木もぐら(左)と水川かたまり

12月6日には、今年5月16日から全国8都市を巡り、延べ2万人が来場した全国ツアー「第6回単独公演『無修正』」のDVDが発売に。同DVDには、8月31日に行われた千秋楽となる東京公演が収録され、特典映像として『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)記録映像集も収められている。

DVDの発売は3回目。もぐらは「DVDプレーヤーが家にないという方もいらっしゃると思いますが、僕らはDVD世代というか、家に好きな人のDVDを置いていた世代だったので、ぎりぎりまで抗って、会社が出していいと言ってくれているうちは出したい」とDVDへの思いを述べ、かたまりも「いちいちDVDを入れて再生してという作業が身近なものではなくなってきていると思いますが、自分らのDVDを出すというのは一個目標ではあったので、会社から『お金にならないからやめてくれ』と言われるまでは出そうかなと思っています」と語った。

また、もぐらは「タイトルは『無修正』。限界まで表現や修正が入ってない形で出せていると思う。昨今、テレビやメディアがコンプライアンスとかやっちゃいけないことがあって、舞台も何でもありというわけではないですが、できる限りのことはやっているので、鮮度を保っている状態で皆さんにお届けできると思います」と紹介。かたまりは「パッケージがおしゃれだとおぎやはぎさんも言っていたので、これはおしゃれだと思う。部屋のインテリアとしてでも活用してもらえると思います」とアピールした。

2人にとってライブは活動の中の軸だという。

かたまりは「舞台はダイレクトに視覚と聴覚で笑い声が来るというところがテレビとの一番の違いかなと思います。テレビでも観覧のお客さんがいる場面もありますが、見たいと思ってお金を払ってチケットを買ってきてくれて、僕らもやりたいと思ってコントを作って笑ってもらうというのはすごく健やかなんじゃないかなと。それが一番好きです」と舞台への思いを語る。

もぐらは「野球とかサッカーとかと一緒で、やっている人間がいて、それを見に来てくれるお客さんがいて成り立っているものが、便利になってきて電波とか使えるようになったから、行けない人にもお見せしたいし、できれば(劇場に)来ていただきたいというので、テレビでネタやったりという順番があると思うので、舞台は本来あるべき場所です」と言い、「これからもそこでやっていきたい。お客さんに見てもらってご飯も食べられるようになったので」と話した。

  • 空気階段の鈴木もぐら(左)と水川かたまり

2023年はどんな年に? もぐら「離婚から始まって…」 かたまり「理想通り」

そして、今年を振り返り、もぐらは「僕が離婚してというところから始まっているんですけど、大病を患うこともなく、むしろ健康的に、ダイエットも成功して、DVDも出せて、総合的な感じいうと、マイナス1万ポイントぐらいで済んでいます。とにかく離婚がガッという感じだったので。でも、DVD発売とかダイエット成功とかで最後ちょっと上がってよかったです」と自己分析。

かたまりは「本当に理想通りというか、単独で全国ツアーをやって、ラジオのレギュラー番組があって、去年結婚したんですが、帰ったら家に奥さんと犬がいてっていう、僕が芸人始める前にこれが理想だろと思っていた生活がある1年だったので、もう思い残すことはないです」と語った。

来年に向けては、もぐらは「年明けに韓国に行く予定なので、そこでどでかいホームランというか、景気いい話をお届けできれば。私が狙っているのはジャックポットです。とんでもない勝ちを狙うと考えたらジャックポットを狙うしかない」とコメント。ダイエットへの再挑戦を尋ねると「もう二度とやらないです。地獄ですよ。この世界が地獄に感じる1カ月だったので」と否定した。

かたまりは「生涯のテーマですけど、流行語大賞をとるということは引き続きやっていきたいというのと、コントの専用劇場を作りたいですね。コントが見やすくてやりやすくて、道具とか衣装とかがそろっている、コントの理想の劇場が作りたいなと思います」と抱負を語った。