元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が8日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【ガッツ注入】岡本だけに頼らない打線の作り方! 巨人前コーチ小笠原期待の若手とは!? 秋広は大谷の肉体改造を学ぶべし! 坂本サード転向は成功する?【小笠原道大さんコラボ(1)】」に出演。巨人・秋広優人がさらなる成長を遂げるために必要なことを語った。
同チャンネルでは今回、巨人で2022年に2軍打撃コーチ、2023年に3軍打撃コーチを務めた小笠原道大氏をゲストに迎えたトーク企画を実施。その中で話題にのぼったのが秋広だった。
2023年シーズンに一躍ブレイクし、121試合の出場で打率.273、111安打、10本塁打、41打点という成績を残した秋広について、ラミレス氏は「レギュラー1年目としてはまずまずの成績を残した」と一定の評価をしつつ、「経験を積めば大きく飛躍すると思うが、どう思う?」と小笠原氏に質問。この問いに、小笠原氏は「1軍で出る1年目としてはよく頑張ったのかなと。ただきっかけに過ぎないので、これを生かさないといけない」と自身の考えを打ち明ける。
また、ラミレス氏が「彼を見ていると、2ストライクに追い込まれたら、バットを少し短く持って当てにいってるように見える」「小笠原さんは2ストライク後でもホームランを狙っていたよね」と水を向けると、小笠原氏は「彼の年齢で1軍で出るためには、やっぱりホームランとかではなくて、まずは打たなくちゃいけない。なので、2ストライクからのアプローチはそこまで間違いではないと思う」と理解を示す一方で、「ただ、もっともっと大きく、すごいバッターになっていくには、そういう追い込まれてのアベレージを残しつつ、それでも長打が打てる技術を身につけることが必要」と助言した。
さらに、「ただ、見ていて、まだ体ができていない」と補足し、「背が高くて、普通に見ているとみんなは『大きいのに』と思うと思うけど、機能。大きい体を使うための機能がない」と指摘。これには、ラミレス氏も「その通りだね」とうなずきながら、「これから2~3年、ウエイトリフティングや食生活にも力を入れて、10キロぐらい大きくなればいいよね。もっと強くなるべきだよね」と、さらなる飛躍には肉体改造が必須だと持論を述べていた。
【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズや読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。そのラミレス氏のYouTubeチャンネルである『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』では、高橋由伸氏、清原和博氏、山本昌氏をはじめとする球界のレジェンドとの対談動画のほか、日本シリーズやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の解説動画も人気を集めている。