日本テレビ系2023年1月期ドラマ『ブラッシュアップライフ』(英題:Rebooting)が、アジア圏最大級のコンペティション、Asian Academy Creative Awardsの監督賞(Best Director)とPR・トレーラー賞(Best Promo or Trailer)で最優秀賞を受賞。7日にシンガポール・CHIJMES(チャイムス)で行われた授賞式に水野格監督が登壇し、喜びと感謝を語った。

  • 水野格監督

■日本テレビ系1月期ドラマ『ブラッシュアップライフ』

今作は、主演・安藤サクラ演じるヒロインの近藤麻美が、人生をゼロからもう一度やり直す“地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディ”で、これまでに『東京ドラマアウォード』(グランプリ)をはじめ、『ギャラクシー賞』や『第39回ATP賞テレビグランプリ』(総務大臣賞&優秀賞)、『放送文化基金賞』、バンコクでは『Content Asia Awards』(3部門)、カンヌでは『Content Innovation Awards』を受賞し、韓国では『第5回 アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード』の「脚本家賞」にもノミネートされ、国内外で評価を受けている。

■水野格監督、授賞式のスピーチで感謝

毎年12月にシンガポールで開催される“AAA”(Asian Academy Creative Awards)は、その年のアジアコンテンツ市場をレビューするアジア最大コンテンツの授賞式。2018年から始まったAAAは、アジア最大コンテンツ見本市ATF(Asia TV Forum & Market)と併設される賞レースで、日本をはじめ、韓国、中国、インド、オーストラリア、シンガポール、タイ、インドネシアなど、アジア·太平洋17カ国から出品された作品が、厳格な審査を通じて35部門別に1作品まで本賞候補に挙がり、「監督賞」では13カ国の代表監督の激しい争いの中、グランプリを受賞した。授賞式で最優秀賞受賞が告げられ、登壇した水野監督は「初めてシンガポールに来ましたが、素敵な思い出ができました。この地でたくさんの才能ある方々と出会うことができ、次の作品へ向かう意欲を与えていただきました。素晴らしい機会をいただきありがとうございます」と英語でスピーチし、感謝を述べた。

そのほか日本の作品では、Netflixドラマ『サンクチュアリ』がBEST SCREENPLAY、NHKのドキュメンタリー『Art is Our Voice』がBest Music or Dance Programmeなどの部門で最優秀賞を受賞した。

■水野格監督 コメント

『ブラッシュアップライフ』は升野さん(バカリズム)と安藤サクラさんをはじめ、一流のキャストとスタッフが力を結集させて制作したドラマです。受賞に際して、仲間に心から感謝をしていますし、とても誇りに思っています。ありがとうございました。

このスタッフとキャストは日本のトップクラスの制作陣です。志を高くしてクオリティーが高い作品を制作すれば、日本のドラマもしっかりと世界で認められるということを示すことができたことが一番うれしいです。

また、いつも支えてくれている妻と娘にも感謝しています。実は、妻もドラマのプロデューサーでいつもお互いに常日頃刺激しあっていて、それが作品にも反映されています。彼女たちのサポートがあったおかげで、この作品がより一層面白くなったと思います。

そして12月28日、29日には地上波にて『ブラッシュアップライフ』一挙放送(TVerでも全話配信決定)、2024年1月3日(21:00~)には『侵入者たちの晩餐』(『ブラッシュアップライフ』チームが再集結したSPドラマ)が放送となります。今回も升野さん(バカリズム)と一緒にみなさんに喜んでいただける作品を作りましたのでぜひご覧下さい。

  • 「サンクチュアリ』脚本の金沢知樹氏と