歌手の石川さゆりが、きょう10日に放送される日本テレビ系トーク番組『おしゃれクリップ』(毎週日曜22:00~)に出演する。

  • 石川さゆり

ステージ上での着物姿が印象的な石川は、実はファッションが大好き。私服のコーディネートはバリエーションがとにかく豊富で、今回はその一部を公開する。スカートやデニムジャケット、スポーツウエアまで。着物姿とのギャップに驚く山崎育三郎から「普段着で声をかけられることは?」と聞かれた石川は「どこかの事務所の人に声をかけられたことがある」と告白。石川の正体に気付かないスカウトマンとのやりとりに、スタジオ爆笑となる。

また、今年の春にはロングヘアをばっさりカットしたことも話題になった石川。その時の様子を、石川のヘアメイクを15年以上担当する黒田啓蔵氏に直撃する。実は石川は別の髪形を希望していたが、あまりに型破りな髪形だったため、周りから止められてしまったという。すると井桁弘恵から「石川さんに言われたらやりますよ!」と一緒にイメチェン宣言も飛び出す。

芸能界デビューは14歳。当初はアイドル路線だったが、18歳の時にリリースした「津軽海峡・冬景色」が大ヒットして歌唱力に注目が集まると、以降、『NHK紅白歌合戦』に出場すること46回。今や知らない人はいない国民的歌手になった。そんな石川はここ数年、ジャンルの枠を飛び越え、奥田民生や椎名林檎、布袋寅泰といったロックミュージシャンとのコラボにも挑戦。そのきっかけは、恩師たちとの別れだと言う。

「津軽海峡・冬景色」の作詞・阿久悠さんと作曲・三木たかしさん、そして「天城越え」の作詞・吉岡治さんが、2007年から2010年の間に相次いでこの世を去った。「お世話になった先生がどんどん亡くなっちゃって、私はこれから先、どんな歌を歌えばいいんだろう…って落ち込んでいたら、吉岡治さんの奥様が…」と悩んでいた石川を救い、新境地を開かせてくれたという。

番組には、2020年にリリースしたアルバム「粋~Iki~」でコラボしたHIPHOPアーティスト・KREVAがVTRで登場。石川の印象について、「まずは、かわいい」と、レコーディングやテレビの収録現場でのおちゃめな一面を明かす。一方で、「同じ板の上や横から見ていて、一番勉強になるのがさゆりさん。ほんとにスゴいと思います」とも。

そんな石川の新しい一面を見てみたいという井桁の持ち込み企画「弘恵と遊ぼ」で、石川がゲームに挑戦。お題に対して2人同時にジェスチャーする「意思疎通ゲーム」で石川が珍ポーズ連発する。突然のムチャブリにもノリノリで応える石川の動画は番組公式SNSでも公開中だ。

そして、石川が「天城越え」アコースティック「おしゃれクリップバージョン」を披露する。

26歳の時に長女を出産した石川は、多忙を極める中、女手一つで娘を育て上げた。「寝る時か起きる時は、必ず一緒にいられるようにした」と振り返る。どんなに忙しくても娘との時間を大切にしてきたが、「娘が生まれてから、一緒に年越しをしたことがなかった」と、紅白出場歌手ゆえの悩みもあったという。

そんな最愛の娘から母へ、メッセージが。歌手として活躍する母を娘はどう思っているのか。そして母が娘に伝えたいこととは。

このほか、枠にとらわれない石川のジャンルを越えた交流や、音楽に対する思いなども明かされる。

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