女優の吉岡里帆が主演を、俳優の永山瑛太が相手役を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(毎週火曜23:00~)第8話が28日に放送される。このたび、西垣匠がコメントを寄せた。
■吉岡里帆×永山瑛太『時をかけるな、恋人たち』
時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナル脚本で描く今作は、吉岡演じる主人公・常盤廻と、瑛太演じる井浦翔というタイムパトロール隊のメンバーが、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするラブコメディ。
先週放送の第7話では、廻がタイムトラベルを駆使して自らの過去の辻褄合わせに奔走したが、第8話では、廻の後輩の広瀬航が廻を追いかけて、ついに違法トラベル。現代の2023年から、廻と翔が出会った10年前の大学のキャンパスに潜入して“恋の超展開”をかき乱すことに。廻と翔の大学時代の運命の出会いも明らかになり、時をかけて出会った2人が恋に落ちたきっかけエピソードや、10年越しの“未来のキス”シーンも登場する。
脚本を担当しているヨーロッパ企画・上田氏は、広瀬を演じる西垣について、「下手したら“なんやこいつ?”となりそうな広瀬を、西垣さんのお人柄とたたずまいで、悪役にならずに、“廻、翔に行っちゃえよ!”と視聴者の皆さんがならないように、いい塩梅に、ややこしいけど気になっちゃう色気感をうまく出してくださった。正直、ひどいヤツを乗り切って演じてくれた(笑)」と絶賛。西垣は、今夜の8話について「廻さんと翔さんの間に入って、翔さんとの直接対決もあるので、本当に広瀬くんが暴走します! 頭の方で、僕がタイムボードに乗って“来ちゃいました”って登場するのですが、出方がすごい面白かったって吉岡さんが言ってくださって。今夜の8話は、特に広瀬くん大活躍の回だと思うので、見ていただけるとうれしいです」と見どころを語った。
■西垣匠(広瀬航 役)コメント
――西垣匠さん演じる広瀬航は、“超罪作りな後輩”で年上のお姉さんの恋心を転がす役でもありますが……。
広瀬くんは、ひとつも悪気がないですし、彼の中の正義があるというか。本当に、かわいらしい人だなと思いますし、自分に正直というか、ある意味、まっすぐだなとは思いますね。本質は悪い男ではないと思うんですよ。遊んでやろうとか、そういうことじゃなくて、本当に廻さんが好きだからそういう行動を取っちゃってるだけなので!
――西垣さん自身は、恋愛面では照れずにまっすぐ思いを伝えられるタイプですか? 恋愛観を教えてください。
僕も広瀬くんと一緒で、割とまっすぐタイプではあると思います。年の差とかはあんまり気になったりはしないですけど、例えば、こういう未来人と過去人とか、付き合っちゃいけないみたいな障壁のある恋に関しては、あんまり憧れは抱かないですかね。僕は、穏やかな恋愛志望です(笑)。心安らぐ場所でいたいですね。
――放送後のSNSの反響もすごいです!
僕のことを応援してくださっているファンの方々は、すごく優しい方ばかりなので、出てくるだけで褒めてくれるというか、本当にありがたいなって思っています。こういう後輩が職場にいてくれたらうれしいとか、そういう声が届いているので、それはもうシンプルにうれしいですね。
――ちゃんとSNSの反応をチェックはされてるんですね。
してますね。やっぱりお客さんに評価してもらう仕事だと思うので、見てくださる方々の声は大事にしたいなと思っています。
――スーツの役ですが、役のビジュアルとか仕草とかでこだわった部分はありますか?
カラフルなものから暗めのシックなものまで、衣装をたくさん用意してくださって、僕も衣装チェンジのたびに「あ、今日はこの衣装なんだ」と思いながら楽しく撮影していました。吉岡さんが演じる廻さんは、すごくしっかりされていて、本当に理想の上司で、すごく引っ張っていくタイプで。一方で恋をする翔さんは、ちょっとほっとけないような部分があって、台本を読んでいて、そういう人を好きになりやすいのかなと思ったので、ほっとけない感、後輩感みたいなものを、なるべく出せるようにしてました。
――アドリブ三昧の現場ですが、何かエピソードとかあったりしますか?
今夜放送の8話で、いきなり瑛太さんに本番で靴を脱がされまして(笑)。まず押し倒されて、そこから靴を脱がされて……受けたことのないアドリブだったんで対応に必死でした(笑)。撮影のテストの時は、アキレス腱をつままれてたんですよ。なのに本番では、アキレス腱から靴に。本当にいきなりすぎて(笑)。本番で急に(笑)。その部分がOAで使われているか、ぜひ見ていただきたいなと思います(笑)。
――吉岡さんや瑛太さんが相手になると、次の芝居で何が来るかが分からないみたいな?
そうですね、分からなかったです。
――それは場を重ねることで、対策はできるもの?
いや、やっぱりお2人は本当にすごい方なので、僕がどれだけ考えて臨もうが、予想のはるか上を行く方々だったので……でも、それがやっぱり楽しくて。全力で応えなきゃっていう気持ちになりますし、すごく楽しみながら撮影させていただきました。
――本日11月28日放送の第8話で、これまた広瀬くんがかなり大胆な行動に出ますが、今後の広瀬くんの動向について、注目ポイントや作品の見どころを教えてください!
廻さんと翔さんの間に入って、翔さんとの直接対決もあるので、本当に広瀬くんが暴走します! 頭の方で、僕がタイムボードに乗って「来ちゃいました」って登場するのですが、出方がすごい面白かったって吉岡さんが言ってくださって。今夜の8話は、特に広瀬くん大活躍の回だと思うので、見ていただけるとうれしいです。それと、僕がすごく好きなのは、エンドロールで毎週流れるエピローグの映像です。映画を見ても最後まで劇場に残ってエンドロールも見てワクワクするタイプなんですが、それを家でもやっている感覚というか。エンドクレジット後の後日談みたいなものを見られるのが、すごくワクワクしちゃうんですよね。実は、来週の第9話では僕も出ていますので、そこも注目してください!
【編集部MEMO】
廻(吉岡里帆)と翔(永山瑛太)の恋に反対していた天野(伊藤万理華)が、一転して2人を応援してくれることに。天野は、タイムトラベルの研究が進み、航時法が変わるまで猶予を稼げば、過去人と未来人が一緒になれるかもしれないと未来予想図を語る。そのためには、2人が時間犯罪者を捕まえて昇進することが急務。そうすれば廻と翔はおのずと任期が延長され、記憶も消されず、別れる必要もなくなるという。翔の記憶によれば、廻と過ごした大学時代、キャンパスでは時間犯罪者と思わしき人物によって、ある事件が勃発したという。2人は早速、その人物を捕まえようと2013年へ向かい、構内で怪しい人物を物色するが、そこへ突然2023年の広瀬(西垣匠)が現れる。広瀬は廻を追いかけて時空を旅してきたらしい。「未来人との恋なんてファンタジーです。正気に戻ってください」と必死に訴える広瀬と、予期せぬライバルの登場に苛立ちを隠せない翔。2人の男は廻をめぐって言い争いを始め、2013年にはまだ存在しなかった令和の言葉が、集まった学生たちによって次々と拡散されてしまう。