サッカー日本代表は、11月21日(火)に「FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選」でシリア代表と対戦するが、ここまでケガ人が続出している。そこで、今回の代表活動に招集されたが、ケガで離脱した選手と、ケガで招集自体を見送られた選手たちをまとめた。
■前田 大然(セルティック/スコットランド)
前田は7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリード戦で膝の靭帯を負傷。今回も招集されたが、10月シリーズに続いて2回連続の辞退を余儀なくされた。全治6週間と診断されており、年内に復帰できるか不透明な状況だ。
■古橋 亨梧(セルティック/スコットランド)
古橋は12日に行われたリーグ第13節のアバディーン戦で先発。後半開始早々に後方から相手選手に突っ込まれ、頭部を強打して負傷交代。代表活動の不参加を余儀なくされた。
■伊藤 敦樹(浦和レッズ)
伊藤は12日に行われた明治安田J1第32節のヴィッセル神戸戦で先発したが、51分に相手選手と接触して、左膝を負傷。担架でピッチを後にした。このケガにより、代表不参加が決定した。
■川辺 駿(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
川辺は代表招集前、最後の試合となった11日のベルギーリーグ第14節・アントワープ戦で先発し、フル出場。しかし、その試合で負傷したとみられ、代表不参加が決定した。
■三笘 薫(ブライトン/イングランド)
三笘は、アジア2次予選初戦のミャンマー戦の前々日(14日)に帰国したが、同日のトレーニングには参加できず、翌15日の午後に離脱が発表された。森保監督によれば、もともと足の張りがあるという情報は入っていたものの、本人はプレー可能という意思を示していたという。しかし、帰国後の検査でやはり違和感が残っている状況だったため、大事をとって今回の活動から離脱することが決定した。
■鎌田 大地(ラツィオ/イタリア)
鎌田はアジア2次予選初戦のミャンマー戦に先発し、1ゴールを記録したが、腰の痛みを訴えて前半のみで途中交代。シリア代表戦が行われる中立地・サウジアラビアには同行しないことが発表された。
■中村 航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)
今年6月に2年ぶりとなる日本代表復帰を果たした中村だが、国際親善試合のトルコ代表戦で右肩を負傷し、長期離脱が続いている。ポルトガル紙『A BOLA』によれば、復帰は近づいているようで、25日に行われるタッサ・デ・ポルトガルのブラガ戦には間に合う可能性もあるようだ。
■板倉 滉(ボルシアMG/ドイツ)
板倉は日本代表の10月シリーズに招集され、国際親善試合のチュニジア代表戦に先発し、72分までプレーした。しかし、代表戦期間明けのリーグ第8節ケルン戦をケガのため欠場。クラブは、板倉が継続的に足首の問題を抱えていたなか、代表活動期間中に打撲したことを明かした。そして、先月26日に小規模な手術を実施。経過は順調なようで、来月上旬には復帰できる見込みとなっている。
■橋岡 大樹(シント・トロイデン/ベルギー)
橋岡は3日に行われたリーグ第13節オイペン戦に先発したが、77分にハムストリングを痛めて負傷交代を余儀なくされた。10月シリーズでは招集されていたものの、今回は招集外となった。
■旗手 怜央(セルティック/スコットランド)
旗手は先月25日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリード戦で先発出場するも、相手のキックオフ直後にハムストリングを負傷。全治2か月ほどが予想され、復帰時期は年明けごろと見られている。なお、旗手は8月にもふくらはぎの負傷で1カ月ほどの離脱を余儀なくされていた。
■奥抜 侃志(ニュルンベルク/ドイツ)
奥抜は11日に行われたブンデスリーガ2部第13節のパーダーホルン戦で今季4ゴール目を記録したが、同試合で中手骨を骨折。全治期間は明らかにされていないが、長期離脱にはならない見込みだ。
■中村 敬斗(スタッド・ランス/フランス)
中村は日本代表の10月シリーズに招集され、国際親善試合のカナダ代表戦に先発出場。同試合でゴールも記録したが、後半に相手選手のタックルを受けて左足首を負傷した。骨断裂を伴う大きなねん挫を負い、全治は4〜6週間と見込まれている。