お笑い芸人のヒコロヒーが、日向坂46の齊藤京子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『泥濘の食卓』(毎週土曜23:30~)に出演することが、20日放送の『キョコロヒー』で発表された。
■ヒコロヒー、齊藤京子主演『泥濘の食卓』出演決定
伊奈子氏によるコミックを実写ドラマ化し、齊藤が初の単独主演を務める同作は、自己肯定感の低いスーパーの店員・捻木深愛がバイト先の店長と不倫をし、やがて店長の息子、店長の妻と、愛する相手の家庭へ徐々に寄生して泥濘へと引きずり込んでいく“パラサイト不倫”を描く物語。
『ミステリと言う勿れ』(22年)や『だが、情熱はある』(23年)、『わたしのお嫁くん』(23年)などのドラマ、『大名倒産』(23年)などの映画で俳優としても活躍しているヒコロヒー。今作では、深愛の父の妹である叔母のあかりを演じる。純愛モンスター・深愛を生み出した母・捻木美幸(筒井真理子)の過去が明らかになる第7話(12月2日放送)の20年前の回想シーン、そして現代の深愛の人生を左右する第8話(12月9日放送)の重要なシーンに登場する。
■齊藤京子×ヒコロヒー、3ページにわたる共演
オファー当初は「(齊藤京子の)宝物みたいな大切な経験になる現場だと思ったので、お笑い畑の自分が軽はずみに出るのは何かおこがましいのではと思い、断ろうと言いました」と明かすが、出演を決めた後は、「回想シーンでは18歳の設定ですと通達されたので、急いで『SK-II』を顔面にぶち塗るなどしました」と事前準備も万全に挑んだとのこと。バラエティ番組以外では初共演となる2人が、今回台本約3ページにわたる掛け合いを見せることになり、齊藤も「ドラマが一瞬、『キョコロヒー』に乗っ取られます」と語る。
昨日放送された『キョコロヒー』では、『泥濘の食卓』第7話に深愛の母・美幸の義父役でモト冬樹が出演することも発表された。共演したヒコロヒーは、ドラマ撮影現場でモト冬樹の「こんな大したことないシーン、がんばらなくていいのに」との発言に遭遇したことを暴露。「大したことないシーン」とは一体どんなシーンなのか。
■齊藤京子(日向坂46)(捻木深愛・役)コメント
――ドラマの撮影現場でヒコロヒーさんとご一緒されてどのような気持ちでしたか?
『泥濘の食卓』の現場に、いつものヒコロヒーさんがいらっしゃってとても不思議な空間でした! いつもは緊張感のあるシーンが多く、現場にいる時は常に真剣でいましたが、ヒコロヒーさんがいらっしゃって笑顔が多くなったといいますか、良い意味で緊張感が解けてアットホームな雰囲気になりました!
――ヒコロヒーさんとの共演を楽しみにしている視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします。
ヒコロヒーさんが『泥濘の食卓』に入ってくださったことで、ドラマが一層盛り上がり、物語も一変します! 原作でも非常に重要なキーパーソンです! また、ドラマ内で一瞬『キョコロヒー』がジャックするところも色んな意味で面白く異質な空気感が流れるのでは、と思います! ヒコロヒーさんがこのドラマをさらに盛り上げてくださっているといっても過言ではありません! ぜひぜひ楽しみにしていただきたいです!
■ヒコロヒー(あかり・役)コメント
――最初にオファーを受けたときのお気持ちをお聞かせください。
レギュラー番組で共演している女(=齊藤京子)の宝物みたいな大切な経験になる現場だと思ったので、お笑い畑の自分が軽はずみに出るのは何かおこがましいのではと思い、断ろうと言いました。
――ドラマの撮影現場で齊藤京子さん会われてどんな印象をお持ちになりましたか?
真摯に、良い意味でプライド高く、素直に現場と向き合っているなと思いました。なんかの拍子にずっと笑って、笑いが止まらなくなっており、「こいつ、しょっちゅうこの状態なってんねやろうな」と思いました。
――齊藤さん演じる深愛の叔母役でのご出演ですが、演じる上で意識されたことはありましたか?
回想シーンでは18歳の設定ですと通達されたので、急いで「SK-II」を顔面にぶち塗るなどしました。
――放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
ひと筋縄でいかない物語を、いろんな角度から共感したり唖然としたりしながら楽しんでいただけるドラマなのかなと思います。
【編集部MEMO】第6話(11月25日)あらすじ
襲いかかってくる尾崎ちふゆ(原菜乃華)から捻木深愛(齊藤京子)を守るため、那須川ハルキ(櫻井海音)はちふゆを突き飛ばし、ちふゆは階段を転がり落ちてしまう。連絡を受け慌てて病院に駆けつけた那須川夏生(吉沢悠)に、ハルキは帰れと言うだけで何も事情を語らない。そんな中、頭に包帯、腕にギブスをしたちふゆが診察室から出てきて、自分が勝手に転んだだけだと明るく伝える。深愛の存在に驚く那須川を見て、2人が不倫していること、ハルキがそれを知りながら深愛を好きなことを確信したちふゆ。「深愛とハルキが2人で逃げようか、と話していたのを自分が止めた」と那須川に言い出し、3人は凍り付く。