阪神タイガースが38年ぶりに優勝しましたね。38年前の優勝をリアルタイムで見ていた人なら学校の水道にぶらさがっていた赤いネットに入った黄色い固形石鹸を覚えているのではないでしょうか? 今も学校にあるのか? 今回は徹底調査……ではなく、固形石鹸とボディーソープ、どちらが節約に向いているのかリサーチしてみました。

  • 固形石鹸とボディーソープ、節約に向いているのはどちらかを検証

固形石鹸とボディーソープの違い

固形石鹸は、合成界面活性剤を添加せず、天然油脂から作られるので、刺激性が少なく必要以上に油脂を落とさないことから、身体にやさしいとされています。

ボディーソープの多くは合成界面活性剤が含まれ、さらに香料や着色料など様々な成分が添加されて製造されることが多いです。ほとんどの場合、ボディーソープの洗浄力は石鹸よりも強く、そのために刺激性が強く、場合によっては肌荒れの原因になるケースが報告されています。

固形石鹸のメリット・デメリット

固形石鹸のメリットを確認してみましょう。

・肌にやさしい
・環境にやさしい
・価格が安い

特にオーガニックの石鹸は環境面でもメリットがありそうですね。また、安いものだと数十円から購入できるものもあります(環境面やお肌へのメリットが心配ですが…)

固形石鹸のデメリット
・衛生面での心配
・泡立てるのが面倒

そう、冒頭で思い出した方も多いかと思いますが、あの赤いネットに入っていた石鹸、使い込んでいくと黒ずんでいたり土がついていたりちょっと汚くなってましたよね? 自宅で使っても泡が残ったままにするとそこの部分に変な模様がついたりして気になってしまいますね。

また、泡立てるのも意外と面倒だったりします。小さくなると余計にストレスを感じます。

ボディーソープのメリット・デメリット

ボディーソープのメリットを確認してみましょう。
・泡立ちが良い
・衛生的
・保湿剤などが入っているものがある

やはり、泡立ちや衛生面はボディーソープのメリットですね。プッシュ式が普及しているので使いやすいです。最近では保湿性や消臭などの効果がある製品も多く出てきています。

ボディーソープのデメリット

・肌への刺激が強い

やはりこれは避けては通れないデメリットですね。合う合わないがどうしても出てきます。

節約するなら固形石鹸を長持ちさせる

さて、本題の節約するならどちらか? という問題ですが、結論から申し上げると固形石鹸です。単価や使用量をみれば明らかです。

ボディーソープは詰め替え用で200〜700円、詰め替えまでのボトルが必要になるとプラス500円程度はかかります。家族3〜4人で使うと1カ月もつかどうかが目安です。

対して固形石鹸は1個50円〜で購入することができます。家族3〜4人で使うと2つは必要になるでしょう。年間では5,000円から1万円程度の節約になります

ただし、固形石鹸は長持ちさせることが重要になります。大事なポイントは水気をしっかりと切って保管することです。水気が残ったまま保管すると衛生的にも良くないですし、減り方も早くなります。しっかりと水気を切って保管しましょう。

まとめ

石鹸は紀元前から発明されたと言われています。長い歴史をかけて進化し来た石鹸と同じように私たちの資産形成も長い時間をかけ成果を出していくことが大切です。また、身の回りの小さなことからしっかりとコスト意識を持って節約をしていけば大きな成果に結び付きます。ぜひ、取り組んでいきましょう。

この記事を執筆したファイナンシャルプランナー紹介


小峰一真(こみねかずま)
所属:マイホームFP株式会社