元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が8日、YouTubeチャンネル「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」のライブ配信に登場。2005年の日本シリーズを振り返った。

赤星憲広氏

同チャンネルでは今回、阪神の日本一について語る生配信を実施。その中で、視聴者から「2005年と今年で、日本シリーズの戦い方の変化はありましたか?」という質問が。同年の日本シリーズは、2位からプレーオフを勝ち上がってきたロッテが、セ・リーグ1位の阪神に4連勝し、両チームの総得点が「33対4」と一方的な試合展開になったことで知られているが、視聴者の質問に対し、赤星氏は「これずっと言わせてもらってるんですけど、2005年は忘れてください」と一言。

その後、「根本的に、セ・リーグはクライマックスシリーズはなかったんです。パ・リーグだけあって(※正式にはプレーオフ)」と振り返りながら、「2位だったロッテが3位のチームを倒して、次に1位のチームを倒してあがってきました。私たちは約1カ月間ぐらい(試合が)空いてる状況で、向こうは勢いに乗った状態で、負けても仕方ないぐらいで来た」と、両チームの置かれた状況を説明。

その上で「そりゃ、負けますよ」「ほんと正直、こんなに相手が強いと思ったのは初めてでした」「こんなに野球って勢いで変わるんだなって思ったし……」とこぼし、さらに「33対4って言われ続けてましたけど、申し訳ないけど、やってた僕たちが言うのもどうかと思うんですけど、無理。あんなセパの差があったら無理」「一緒の形でやってたとしても、もしかしたら負けたかもしれないけど、あんなことにはなってない……と僕は勝手に思っております」と話していた。

【編集部MEMO】
「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」は、読売テレビで20年以上にわたり放送されていた阪神タイガース応援番組『週刊トラトラタイガース』が、YouTubeチャンネルとして復活したもの。オープン戦から阪神の試合のハイライトなどを中心に配信しており、同年5月に公式Twitterも開設した。動画には、赤星憲広氏や鳥谷敬氏ら阪神OBのレジェンドも登場し、シーズン中の阪神についての解説だけでなく、現役時代の秘話も語っている。