日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’23』では、プロフィギュアスケーターの羽生結弦に密着した『「職業 羽生結弦」の矜持』(日本テレビ制作)を、12日(25:00~)に放送する。

  • 羽生結弦

23歳で五輪連覇を果たし、若くしてフィギュアスケート界で頂点を極めた羽生結弦。番組では昨年7月、27歳で競技生活を終えた彼に密着した。スケート界の歴史を塗り替えた羽生は、プロ転向後もフィギュア界初の東京ドームでの単独公演を成功させるなど華々しい活躍を続けている。

しかし、「自分のスケートは必要とされなくなるかもしれない」…そんな言葉も口に。不安と向き合いながら、規格外の道を切り開く、“職業・羽生結弦”の矜持とは。宮野真守のナレーションで追っていく。

朝10時から夕方18時まで行われたCM撮影に密着すると、羽生がスタッフと積極的に意見交換する姿があった。競技時代は「周りは関係ない。自分1人が頑張ればいい」と思っていたという羽生だが、プロになって大きな変化があった。ハイブランド・GUCCIとコラボした写真展などで様々なスタッフと働くようになり、「自分1人だけでなく他の人と一緒の方がアイデアが広がる」と思うようになった。自分は「素材」という感覚を持つようになったという。

フィギュアスケート界初の単独アイスショーに挑戦。東京ドームでもフィギュア初のショーを開催した。また、日本初となるフィギュアと体操のコラボにも挑戦するなど、新しい歴史を作っている。

どんなスーパースターも競技から離れると注目や人気は落ちる。羽生も、プロ転向にあたって、もう満員の観客を見ることはないのではないかという不安な思いを抱いていた。

プロとしての将来に不安を抱えながらも、羽生は「スケートのためだけの選択をしていく」ことを決断。高難度の4回転ジャンプを何度も跳び、疲れてリンクに倒れ込む姿も。それでも自分を鼓舞しつつ、練習を続けている。

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