JR東日本水戸支社・東北本部は10日、茨城デスティネーションキャンペーンに合わせ、水戸運輸区と仙台車両センターによる常磐線を彩った機関車をテーマにした撮影会「常磐線 往年の機関車展示撮影会」を12月2・3日に水戸運輸区で開催すると発表した。
水戸では約12年ぶりの登場という電気機関車ED75形をメインに、現役で活躍している電気機関車EF81形、ディーゼル機関車DE10形が水戸運輸区に集結。至近距離から自由なアングルで撮影を楽しめる。DE10形は「茶ガマ」の愛称で呼ばれる1705号機も特別展示する。当日は水戸運輸区・仙台車両センターで働く現役の社員が参加者を案内。総合車両製作所(J-TREC)による鉄道グッズ販売も予定されている。
ED75形はED71形の後継車として旧国鉄が設計開発し、1972(昭和47)年に製造された電気機関車。JR東日本で4両現存し、うち3両が仙台車両センターに所属している。EF81形は直流電化区間・交流電化区間を直通する交直流電気機関車で、交流電化区間は50Hz・60Hz両方の電源に対応。水戸運輸区に配置されたEF81形は尾久車両センターに所属している。
DE10形は非電化区間や地方の支線、駅構内の入換等をおもに担当するディーゼル機関車。水戸運輸区に配置されている車両はぐんま車両センター所属で、茶色の車体は珍しく(赤色が標準)、「茶ガマ」の愛称名で親しまれている。
12月2・3日の各日とも、水戸運輸区(水戸駅から徒歩約5分)にて第1部(9時30分から10時30分まで)、第2部(11~12時)、第3部(13時30分から14時30分まで)、第4部(15~16時)の4回開催。18歳以上を対象に、各回15名(計120名)を募集する。
申込みは「JRE MALL」水戸支社にて、11月13日12時30分から受付開始。定員に達し次第、募集を締め切る。参加費は3万1,000円。2024年版水戸運輸区オリジナルカレンダー(非売品)が参加者にプレゼントされる。