信州大学発ベンチャー企業として先端繊維素材開発をリードするナフィアスは、全国30~50代の有職者男女1,109名を対象に、「行動制限解除後の初めての忘年会」をテーマにアンケート調査を行った。

今年の企業の忘年会の開催状況は「いいえ(37.1%)」と回答した人が最も多く、続いて「未定(36.8%)」、そして「はい(26.1%)」という順番となっている。コロナ以前には忘年会が開催されていたと答えた人が64.2%となっており、コロナ前ほど開催されないと言えるだろう(アンケートは2023年10月中旬に行ったこともあり、未定の割合が多くなっている)。

忘年会でのコロナ感染を心配しているのは、52.0%であることがわかりました(「とても心配している(14.6%)」と「少し心配している(37.4%)」の合算)。これは、多くの人々が今もなおコロナウイルスの感染リスクを捉えていることを示しており、社内イベントや集まりに対しての警戒心や懸念が依然として存在していることがうかがえる。

今年の忘年会に関して、「参加(61.0%)」、「不参加(39.0%)」となっている。中でも、21.6%の人々が自分の意志に反して参加することが明らかとなった。

「とても心配している」と回答した人の中で、50.8%が「参加したくないので不参加」と回答している。これは、強いコロナへの懸念が、忘年会への参加意向に大きな影響を与えていることを示唆している。

それにも関わらず、24.2%は「参加したいので参加」と回答しており、感染への懸念がある中でも参加したいという強い希望があることがわかる。

18.3%は「参加したくないが参加」と答えている。これは、他の要因(例:職場のプレッシャーや義務感)が感染のリスクを上回って、不本意ながらも参加を選択していることを示唆している可能性が考えられる。

「コロナ前に比べて、忘年会を断りやすくなったと感じるか?」という質問に対し、44.5%の人が「断りやすくなった」と回答している。これは、健康や感染への懸念、またはリモートワークや非対面のコミュニケーションが普及したことで、従来の社内の慣習や価値観が変わりつつあることを示している。また、コロナ禍により、個人の意向や健康を尊重する風潮が強まっている可能性も考えられる。

しかし、コロナ前より断りやすくなったものの、「参加したくないが参加」と答えた人が21.6%も存在しており、社内の風土や組織文化、人間関係の複雑さが影響していることが読み取れる。