ソプラ銀座は、「犬猫健康寿命延伸プロジェクト」を発足し、第1弾として食にフォーカスしたペットフードブランド「WITHMEAL」を立ち上げた。10月17日より、Mizkanと共同開発をした商品を含む11種類のペットフードの販売を開始する。

  • 10月11日「WITHMEAL」記者発表会が開催。ゲストには、Mizkan 代表取締役社長兼CEO吉永智征氏も登壇

■ペット健康寿命大国を目指して

冒頭、ソプラ銀座 代表取締役社長 須田 哲崇氏が登壇し、事業説明と新商品「WITHMEAL」について紹介した。

同社は、世界のペットと家族がいつもハッピーでいるために、ペットサロンの「SOPRA」、ペットシッターの「palpet」、しつけアプリ「パピトレ」、そして今回立ち上げとなったペットフード「WITHMEAL」の4つの柱で事業を展開している。

「犬猫健康寿命延伸プロジェクト」の発足背景について、ペットの平均寿命が40年で1.5倍以上と伸びている点、コロナ禍で新規飼育頭数が過去10年で最高になっている点を挙げつつ、「犬猫の約半数が寿命の半数を病気を抱えて通院しており、これは改善の余地があると考えています。世界一のペット健康寿命大国を目指していきたい」と話す。

  • ソプラ銀座 代表取締役社長 須田 哲崇氏

「WITHMEAL」が目指すものは、「家族の団欒」に欠かせないペットと安心できる食材を一緒に食べ、自然の恵みを感じ、生産者に感謝しながら、一緒に健康な身体を作ること。

須田社長は「WITHMEAL」のこだわりについて3つ挙げた。1つめは、完全無添加で人間が食べる食材を100%使用していること。特に食材本来の栄養キープできるようスチーム製法にこだわっているという。2つめは、忙しい生活の中でも「手軽で、手頃に、手作りごはん」をあげられるということ。7種のOMAKASEレシピは、小分けトレイになっており、レンチン1分で出来上がる。3つめは、廃棄されてしまう野菜を活用し、環境にも貢献していくこと。今回は、鎌倉の農家と契約を行ったそうだが、今後は各地域の農家や漁師など取り組みを増やしていく。

  • 廃棄予定だった野菜を活用した、7種類の野菜プレート

また、しつけの意識向上のために「パピトレ」と通して、災害時の置き去り問題の解消、公共交通機関や旅行などペット可が当たり前な社会にするための活動、定期健診(ペットドッグ)の推進や日々の身体のメンテナンスとして「ペットマッサージ」も推進していくと展望を語った。

■Mizkanと共同開発! 「わん納豆」の特徴は

後半のトークセッションでは、Mizkan 代表取締役社長兼CEO 吉永智征氏とMizkan マーケティング企画2部 食品2課 森下義高氏がゲストとして登壇した。

Mizkanの吉永社長も2匹の愛犬と暮らしており、家族同様の存在と話したうえで「Mizkanは人に対して、おいしさと健康の両方を目指し取り組んでいます。ペットの健康寿命を伸ばす、おいしく楽しい食事にするということは同じ思いになるかと思います」と話す。

  • Mizkan 代表取締役社長兼CEO 吉永智征氏

今回「WITHMEAL」ブランドからは、Mizkanと共同開発した「わん納豆」を含む11種類のペットフードが登場する。「わん納豆」は、粘らない、臭わない、そしてタレなしで甘く、発酵のおいしさを実現しているという。

  • Mizkanと共同開発した「わん納豆」

森下氏は納豆菌と麹菌の2種で発酵させ、自然な甘さを引き出したこと、独自菌を活用することで糸引きがない品質にしたこと、また発酵状態をコントロールすることで豆全体からの風味を引き出しているとポイントを紹介した。

  • Mizkan マーケティング企画2部 食品2課 森下義高氏

「WITHMEAL」のラインナップは、国産ひきわりと国産小粒の「わん納豆」2種のほか、野菜プレート(7種/冷凍野菜)、ドライフード(犬・猫用)の11種類で展開する。