日本ガス石油機器工業会はこのほど、日本記念日協会から10月7日が「カセットこんろとボンベの日」に認定されたことを発表した。

  • カセットこんろとボンベの日

9月7日~8日に同工業会が25歳以上のカセットコンロ所有者360人に実施した調査では、33.6%が「カセットこんろ・カセットボンベを持っているが日常ではまったく使っていない」と答えている。同工業会の各メーカーは2011年の東日本大震災時に「こんろとボンベがあるが使えない・使い方がわからない」「1995年の阪神淡路大震災時に買ったボンベは使えるか」といった問合せを多数寄せられている。

  • カセットこんろを持っている目的・用途を一つ選んでください

この記念日は、カセットこんろの買い替え検討目安の10年、カセットボンベの使用期限の7年であることから、10月7日に制定した。

カセットこんろとカセットボンベには、ガス漏れが生じないようにゴム部品が使われているが、劣化するためガス漏れが生じる危険性がある。新たに制定した「カセットこんろとボンベの日」をカセットこんろ、カセットボンベを使用・確認するタイミングとして活用し、10月7日にはカセットこんろとカセットボンベを使用して、その時に家にある食品・材料で「防災鍋」を作ることをすすめている。

「防災鍋」とは。電気・ガス・水道がストップした前提で「その時にある材料・停電した冷蔵庫の材料で食事を作る」、「湯煎で調理をする」、「お米を炊く」など、カセットこんろ、カセットボンベを使って食事をつくることを指す。

防災備蓄用に購入したカセットこんろ・カセットボンベを日常から使い、使い方に慣れるきっかけにもしたいとのこと。

9月30日には、防災専門のYouTubeチャンネル「そなえるTV」とタイアップした動画を「そなえるTV」のYouTubeチャンネルで公開した。動画では、「カセットこんろとボンベの活用」をテーマにカセットこんろ、カセットボンベの正しい使用方法、使用期限、備蓄方法、活用方法から関連した法律まで、カセットこんろ、カセットボンベの役立つ知識を、防災アドバイザーの目線で解説する。