ペーパーロジックは9月29日、大企業に勤めている経理担当者を対象とした、インボイス制度への対応に関する直前調査の結果を発表した。調査期間は2023年9月20日〜21日、調査対象は従業員1,000人以上の大企業に勤めている経理担当者、有効回答は95人。
まず、インボイス制度の内容についての理解度で最も当てはまるものを尋ねると、「詳細まで理解している」が30.5%、「概略まで理解している」が41.1%と、合計71.6%が「理解している」と回答し、2022年度と比べ15.6ポイント上昇した。
次に、取引先から受領する請求書について、「紙」と「電子」の割合を調べると、「8~9割電子・1~2割紙」が最も多く27.4%。次いで「1~2割電子・8~9割紙」が13.7%、「6~7割電子・3~4割紙」が12.6%となった。
「全て電子」以外を選択した人に、新しい取引先などから送付される請求書に関して、電子発行の依頼を行っているか聞くと、「行っている」が52.2%、「行っていない」が21.1%となった。
インボイス制度をきっかけとして請求書の電子化システムの導入を検討しているかとの問いには、「すでに導入済」が45.3%、「インボイス制度をきっかけとして導入予定」が26.3%と、合計45.3%が「導入済」または「導入予定」と答え、2022年度より22.3ポイント増加した。