リクルートブライダル総研は9月21日、「婚活実態調査2023」の結果を発表した。調査は5月19日~6月5日、全国20~49歳の男女50,000名を対象にインターネットで行われた。

  • 婚活サービスを通じて結婚した人の割合

    婚活サービスを通じて結婚した人の割合

2022年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は32.7%。そのうち、婚活サービスを通じて「結婚した」人の割合は47.0%で、利用者の約2人に1人が結婚に至っていることが明らかに。

婚活を通して結婚した人の多くは「婚活サイト」(44.0%)や「結婚相談所」(38.5%)を利用しており、次いで「知人紹介」(23.4%)、「SNSで興味のあるコミュニティに参加」(17.9%)、「趣味や習い事の場」(16.7%)、「婚活パーティ・イベント」(16.4%)の順となった。

  • 婚活サービス利用によって恋人ができた割合

    婚活サービス利用によって恋人ができた割合

続いて、独身者の婚活サービスの利用経験について調査を行った。その結果、恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者において、25.2%が婚活サービスの利用経験があると回答。そのうち、婚活サービス利用によって恋人ができた割合は49.5%と、4年連続上昇し、過去最高を記録した。

また、婚活サービスを新規で利用を開始し、恋人ができた割合も3年連続上昇。2022年に新規で利用を開始した婚活サービス利用者のうち、18.7%が恋人ができたと回答した。

  • 周囲に「婚活サービスで恋人ができた」人がいる人の婚活サービス利用経験出現率

    周囲に「婚活サービスで恋人ができた」人がいる人の婚活サービス利用経験出現率

次に、周囲に婚活サービスの利用経験者がいる場合の婚活状況について調査を実施した。その結果、周囲に「婚活サービス利用者がいる」人の婚活サービス利用経験割合は17.0%と、周囲に婚活サービス利用者が「いない人」(5.3%)の約3.2倍に。同様に、周囲に「婚活サービスで恋人ができた」人がいる人の婚活サービス利用経験出現率は、「いない人」の約3.7倍に。

さらに、周囲に「婚活サービスで結婚した人がいる」人の自身の婚活サービス利用経験出現率は、「いない人」の約3.8倍にのぼることがわかった。

最後に、婚活サービス非利用者に対し、婚活サービスに対するイメージを聞いたところ、「今後、『婚活サービス』を利用する人は周りで増えていきそう」(38.7%)や「『婚活サービス』では、自分の理想の人に出会えると思う」(22.2%)と答えた人の割合は、ここ5年間の間にいずれも増加傾向となっていることがわかった。