ワニブックスは9月15日、『認知症になる48の悪い習慣 - ぼけずに楽しく長生きする方法 -』(1,650円/岩瀬利郎著)を発売した。本書は、「認知症を招く可能性が高い習慣」を挙げ、それぞれの対処法を紹介している。
著書は、精神科医であり認知症サポート医、博士(医学)の岩瀬利郎氏。同氏によれば、一見関係なさそうな日常の習慣も、実は認知症リスクを高めている可能性があるという。その習慣を紹介するとともに、対処法を本書では届けている。
今回はその中から、認知症予防のために"やめた方がいい生活習慣"を1つ紹介しよう。今回は寝る時に使う掛け布団について! みなさんもぜひ自身の生活を振り返ってみてほしい。
■重たい掛け布団を使うのをやめる
寝具を変えて睡眠の質を上げる
睡眠の質を高めるために、寝具にはこだわりたいものです。「寝返りは打ちやすいか」という観点に注目しながら、自分に合った寝具を選びましょう。
掛け布団は重たすぎると寝返りを打ちにくくなります。羊毛や羽毛布団など、保温性や吸湿性、放湿性に富んだ、軽くて体にフィットしやすいものを使うようにしましょう。暑い夏でも、エアコンをつけながら、羊毛・羽毛の布団で寝るのがおすすめです。
また、枕も睡眠の質を左右するアイテムです。人間の頭部の重さを支えて、首の角度を最適に保つ役割をになっているのが枕であり、枕が合っていないと首の筋肉が緊張状態になって安眠できず、肩こりや頭痛も併発させます。
枕のなかの詰め物は、ポリウレタンよりも、熱を放散しやすく頭部を冷やしやすくする、「そばがら」がおすすめです。
枕選びをする際に特に注意したいのが、高さです。自然に立ったときの姿勢を睡眠時にもキープできる高さの枕が理想なので、頸椎と敷き布団の間がちょうど埋まる高さが目安になります。
また、寝返りの打ちやすさという観点から考えると、やわらかすぎず、硬すぎない、ほどよい硬さの枕を選ぶとよいでしょう。
書籍『認知症になる48の悪い習慣 - ぼけずに楽しく長生きする方法 -』(1,650円/岩瀬利郎著)
そのほかにも本書では認知症予防のためにやめた方がいい生活習慣や食習慣を紹介している。気になる方はぜひ、手に取ってみてはいかがだろうか。