ライボは9月11日、「2023年 残業に関する実態調査」の結果を発表した。調査は8月25日~28日、20~50代の社会人男女796人(男性6割、女性4割)を対象にインターネットで行われた。

  • 【終業のタイミング】

    【終業のタイミング】

終業の意識を聞くと、「定時上がりを意識している派」が72.4%と過半数を占め、年代別にみると、特に20代では76.6%と高い結果に。

また、終業タイミングについて聞くと、約6割が「定時に終業派」(60.9%)であることが明らかに。理由を聞くと「会社から定時上がりを推奨されている」(50.1%)、「プライベートの時間を充実させたい」(38.6%)、「効率のいい働き方を心がけている」(29.7%)が上位にあがった。

一方、「定時で終業していない」と回答した人は39.1%。理由としては、「残業しなければ終わらない仕事量がある」(64.3%)が最も多く、次いで「定時に上がれない雰囲気がある」(21.5%)、「仕事を任せられる人がいない」(18.3%)と続いた。

  • 【コロナ以前と比較した残業時間の増減】

    【コロナ以前と比較した残業時間の増減】

次に、コロナ5類移行前と比べた残業時間の増減について聞いたところ、67.2%が「増えた」(増えた+とても増えた+どちらかといえば増えた)と回答。また、コロナ後に出社頻度が増加した人にも同じ質問をしたところ、「増えた派」が78.5%と8割近くにのぼり、出社頻度が高い人ほど残業時間が増える傾向が見られた。

  • 【残業代とサボり残業経験有無】

    【残業代とサボり残業経験有無】

続いて、残業代の有無について教えてもらったところ、「出る」が60.7%、「出ない」が19.5%、「固定残業代が給与に含まれている」が19.8%という結果に。

また、サボり残業の経験有無について聞くと、60.9%が「ない」と回答。「あり派」の人にサボリ残業による自身への影響を聞いたところ、「心の余裕が生まれる」(54.0%)、「気分転換になる」(36.0%)、「ダラダラ仕事をするようになる」(15.4%)が上位に。サボり残業の賛否を聞くと、60.8%が「反対派」となった。