M&Aクラウドはこのほど、スタートアップへの出資に関する調査結果を発表した。調査は8月23日~30日に、事業会社が出資先企業をオンラインで探せるプラットフォーム「資金調達クラウド」に登録している出資検討企業にアンケートを実施し、50社から有効回答を得た。

  • スタートアップ企業への出資の目的は何ですか

最初に、スタートアップへの出資目的を尋ねると、1位「既存ビジネスの補完」(78%)、2位「新規事業の創出」(72%)と続き、「特に既存事業を伸ばすための現実的な手段として選択肢に入っている」ことがわかった。

出資したい事業領域やキーワードについては、1位「AI・人口知能」(56%)、2位「不動産」(30%)、3位「IoT」・「製造業DX」(各24%)、5位「SaaS」・「ロジスティックス」(各20%)、7位「マーケティング」「シェアリングエコノミー」「建設DX」(各18%)と、DX関連事業が上位に入った。

  • 出資したい事業領域やキーワードを選択してください

次に、スタートアップ出資の経験を聞くと、「0回」が最も多く56%。次いで「3回以上」が26%、「1~2回」が18%と続いた。

  • スタートアップ企業に出資した経験はございますか?

スタートアップ出資における課題については、1位「シナジーの創出が難しい」(54.2%)、2位「出資したいスタートアップとマッチしない」・「これまで出資経験がなく(もしくは少なく)知見が乏しい」(各45.8%)となった。

  • 出資における課題を教えてください