25卒の就活生、3人に1人は「副業」を視野に入れて就活 - その理由は?

「就活の教科書」を運営するSynergy Careerは、25卒の会社に求める条件についてのアンケート調査結果を8月23日に発表した。調査は2023年7月31日〜8月6日の期間、公式LINEの登録者152名を対象に行われた。

はじめに、希望する業界について尋ねたところ、最も人気だったのは「メーカー」(27.3%)だった。次いで「サービス」(18.3%)、「商社」(13.0%)と続いた。

希望する企業規模について聞くと、47.3%が「大手企業」と回答。大企業を志望する人が圧倒的に多いが、大手企業だけを選択した人の割合は9.2％のみという結果に。

大手企業と中小企業の2つを選択した人の割合は19％、大手企業とベンチャースタートアップ企業は5.2％だった。

また、会社に求める条件について尋ねると、「業種・仕事内容」(65.8%)が最も多く、次いで「勤務時間」、「給与・ボーナス」、「福利厚生の充実」が同率で57.9%で続いている。

魅力に感じるインターンの特徴について質問すると、最も多かった回答が「選考直結型」(69.7%)だった。その他、「業務体験型」(57.9%)、「社員と話す機会がある」(52.7%)が続いている。

インターンの開催期間について聞くと、「短期間開催」(51.3%)を希望する声が多いことが判明。また、開催形式については、48.0%が「対面開催」を希望しており、実際に社員の様子や職場の雰囲気を知りたいという就活生が多かった。

インターンの開催規模としては「(少人数でも大人数でも)どちらでもよい」(75.0%)が最多に。「少人数開催」を希望する人が17.1%なのに対し、「大人数開催」を希望したのは7.9%だった。

インターンの服装についても「どちらでもよい」(63.8%)が最も多く、服装に関して重要度はあまり高くないということがわかった。

リモートワークの重要性について尋ねると、「したい(どちらかといえばを含む)」と回答したのは55.4%。リモートワークを求める就活生が半数を超えた。

具体的には「通勤時間を省くことができるから」といった声が多く寄せられた一方で、「希望しない」と回答した人の中には「仕事とプライベートのメリハリをつけること難しい」「人間関係が希薄になりそうだから」といった意見が集まった。

また、副業を視野に入れているかを聞いたところ、「副業を考えている人(視野に入れている＋どちらかといえば)」は32.2％で、就活生の約3人に1人は考えているという結果に。

副業を視野に入れる理由として「勤務先を一つに絞るのはリスクがある」という観点を持った人が多かった一方で、「両立することは難しい」「本業だけに集中したい」といった理由から「希望しない人」の割合は51.3％だった。

転職も視野に入れているかを尋ねたところ、42.8％が「転職を視野に入れている人(どちらかといえばを含む)」と回答。意外にも多くの就活生が転職ありきの就活をしていることがわかった。