マイナビは8月18日、「フリーターの意識・就労実態調査(2023年)」の結果を発表した。調査は2月15日〜20日、15~44歳の既卒男性および未婚の既卒女性のうち、パート・アルバイトとして働いている2,465名を対象にインターネットで行われた。

「正社員経験あり」は4割

  • 今後最も希望する働き方

    今後最も希望する働き方

調査によると、現在フリーターで働く人のうち、正社員経験がある人の割合は39.8%。今後希望する働き方を聞いたところ、「アルバイト・パート」(33.4%)が最も多く、次いで「フルタイムの正社員」(30.9%)、「経営者・自営業・フリーランス」(12.7%)と続いた。

4人に1人が貯金無し

  • 経済的なゆとりの有無と貯金額

    経済的なゆとりの有無と貯金額

次に、経済的なゆとりがあるかと尋ねたところ、80.0%の人が「ゆとりがない」と回答。ゆとりがないと答えた人に現在の貯金額を聞くと、「貯金が無い」(24.9%)が最も高く、経済的ゆとりがない人の4人に1人が貯金が無いことが明らかに。次いで「10万円以上~50万円未満」(20.4%)、「10万円未満」(15.9%)と続いた。

「希望のキャリアを歩めていない」が半数、最多の希望は「フルタイム正社員」

また、「現在希望のキャリアを歩めていますか?」と質問したところ、「そう思う(歩めている)」が11.0%、「そう思わない(歩めていない)」が55.3%という結果に。経済的なゆとりの有無別にみると、ゆとりがないと答えた人ほど“希望のキャリアを歩めていない”と感じる人の割合が多い傾向に。希望のキャリアを歩めていないと感じている人に、本来希望していた働き方を聞くと、最多は「フルタイム正社員」(35.8%)だった。

6割が「学び直しが必要」と回答

  • 学び直しをすることについて

    学び直しをすることについて

続いて、学び直しの必要性について聞くと、61.3%が「必要性を感じている」と回答。理由を聞くと、「収入を増やしたいため」(66.0%)や「自分ができる仕事の幅を広げたいため」(55.6%)が上位にあがった。