東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道、JR東日本東北本部は17日、東武鉄道の「DL大樹」を9月23日に下今市駅から会津若松駅まで、9月24日に会津若松駅から下今市駅まで運行し、営業運転として初めて会津若松駅に乗り入れると発表した。

  • 「DL大樹」(イメージ)。9月に初めて会津若松駅へ乗り入れる

「DL大樹」は通常、東武鬼怒川線の下今市～鬼怒川温泉間で運行。今回、初めて会津若松駅へ乗り入れることになり、9月23日は東武トップツアーズとクラブツーリズムの旅行商品、9月24日はJR東日本びゅうツーリズム＆セールスの旅行商品を購入することで乗車できる。

9月23日は下今市駅10時29分発、鬼怒川温泉駅11時5分着・12時36分発、会津高原尾瀬口駅13時46分着・14時12分発、会津田島駅14時36分着・14時59分発、会津若松駅16時20分着で運転。9月24日は会津若松駅10時11分発、会津田島駅11時50分着・12時16分発、下今市駅14時19分着で運転される。

  • 会津若松駅へ乗り入れる「DL大樹」の路線図(イメージ)

東武トップツアーズの旅行商品(9月23日)は、8月22日15時から同社サイトにて販売開始。浅草駅発プラン(浅草駅から下今市駅まで「スペーシアX」スタンダードシート利用)は大人3万2,000円・小児2万6,000円、下今市駅発の「スタンダードプラン」は大人2万7,000円・小児2万2,000円、下今市駅発の「座席ゆったりプラン」は大人3万円・小児2万5,000円。なお、東武鉄道公式ファンクラブ会員を対象に、先着10名限定の先行募集が8月18日15時から8月21日11時まで実施される。詳細は東武鉄道公式ファンクラブのサイトで確認できる。

クラブツーリズムの旅行商品(9月23日)は、8月22日17時からクラブツーリズムのサイトで販売開始。「DL大樹・3号車1名2席利用プラン」は大人3万円・小児2万5,000円、「DL大樹・2号車ボックスシート1名4席利用プラン」(先着8名限定)は大人5万円・小児4万5,000円となる。

JR東日本びゅうツーリズム＆セールスの旅行商品は、1泊2日(9月23～24日)と日帰り(9月24日)を設定。1泊2日プランは、磐越西線を運行する「SLばんえつ物語」に新津駅から会津若松駅まで乗車し、会津若松駅からの「SLばんえつ物語」を「一ノ戸川橋梁」(1910年完成、長さ445mの鉄橋)から見送る客車列車満喫プランとなる。日帰りプランは新幹線と東武鉄道・JR直通特急を使用した周遊コースや、下今市駅から日光・鬼怒川へ観光に行ける乗車プランを用意。8月22日15時からJR東日本びゅうツーリズム＆セールス「日本の旅、鉄道の旅」サイトにて販売され、料金はコースによって異なる。