みんなのコードは、8月9日、日本国内の学校教育におけるプログラミング教育・高等学校「情報I」の現状に関する調査の結果を発表した。本調査は、2022年11月〜12月、2023年2月〜4月の期間、全国の中学校教員1,539人、高校教員550人を対象に実施したもの。

  • プログラミング教育を経験した生徒の反応

中学校の教員に、プログラミング教育を経験した生徒の反応を尋ねると、児童・生徒がプログラミングに興味を持っていると手応えを感じた割合は、95%を超える結果に。また、前回の調査(91.8%)と比較しても増えていることがわかった。

  • 高校入学時の​​生徒の中学校段階におけるプログラミング教育への理解

次に、高校教員からみた、高校入学時の​​生徒の中学校段階におけるプログラミング教育への理解について聞くと、「ほとんどの生徒が理解していない」(42.5%)、「一部の生徒が理解している」(45.5%)を合わせて9割近くの人が、理解に不安を感じている結果となった。

  • 大学入学共通テスト「情報」への対応について、どのように感じているか

2025年から大学入学共通テスト(以下、「共通テスト」)に「情報」が新設されることに対しては、81.7%の教員が不安を感じていることが明らかに。

  • 「情報I」全体としての授業時数についてどのように感じるか

また、「情報I」全体としての授業時数についてどのように感じるか問うと、82.7%の高校教員が「授業時数が少ない」と回答した。