攻城団は8月8日、「全国のお城の入城者数(観光客数)の最新調査結果」を発表した。
調査は「2022年(1~12月)」もしくは「令和4年度(2022年4月~2023年3月)」、全国の城(具体的には自治体や管理運営団体、観光協会等)にヒアリングし、それぞれの入城者(入場者、入館者、入園者等)数を集計している。
調査によるランキング結果は以下の通り。まず「2023年 全国入城者数ランキング(有料・合算)」トップスリーを見ると、1位「名古屋城」」、2位「二条城」、3位「大阪城」だった。
名古屋城が選ばれた理由について、「天守の再建計画は頓挫していますが、日本人にも外国人にも評価の高い本丸御殿に加え、2021年にオープンした『西の丸御蔵城宝館』で精力的に企画展が開催されていることもプラス要因なのだと思います」とコメントする。
次に、無料で見学できる城(城址公園など)も加えた「2023年 総合ランキング」では、1位「金沢城」、2位「名古屋城」、3位「二条城」という結果に。
「8割以上のお城が前年比でプラスになっているので、総論としては『コロナ禍からの回復が全国的に見て取れる』としか言えないのですが、大河ドラマの影響や長期休館からリニューアルしたお城など、いくつかのトピックに絞って注目してみたいと思います」と総評している。