ミュージカル『ビートルジュース』のプレスコールが3日に東京・新橋演舞場で行われ、ジェシー(SixTONES)、勝地涼、愛加あゆ、清水美依紗、吉野圭吾、 瀬奈じゅん、福田雄一(演出)が取材に応じた。

  • 左から清水美依紗、愛加あゆ、勝地涼、ジェシー、福田雄一、 瀬奈じゅん、吉野圭吾

    左から清水美依紗、愛加あゆ、勝地涼、ジェシー、福田雄一、 瀬奈じゅん、吉野圭吾

本作は、ティム・バートン監督の映画作品を原作としたミュージカルで、幽霊となった夫婦が自分たちの家に引っ越してきた人間一家をあらゆる手段で追い出そうとすることから始まる物語。2人が死後の世界の厄介者でバイオエクソシストのビートルジュース(ジェシー)に協力を求めたことをきっかけに巻き起こる波乱を、コメディの奇才と称される福田雄一氏の演出で日本初上演する。

主演のジェシーは「ビートル役のジュースです」と早速ひとボケ。さらに勝地が「勝地涼役をやらせていただきます、アダムです。逆だね!」とジェシーの持ちネタをかぶせ、ジェシーも「逆だった!」と乗っかると、福田も「ネタ合わせしてたの?」と驚く。勝地は「してないです。前にジェシーがやってたので僕も絶対やろうと思ったの」と答えていた。

勝地はジェシーについて「ずっと楽屋にいますよ、この人」と明かし、ジェシーが「何か盗もうかなと」と言うと、「俺の? 芸じゃなくて? ものを?」とツッコミ。ジェシーは「冗談ですよ。やっぱコミュニケーションとっていろいろと会話したいなと。最初怖い人なのかなと思いました。いろんな人に連絡させていただいて……」と振り返り、勝地も「そうだね。いろんな人に『勝地さんってどんな人?』って連絡してる。菜々緒さんが『ジェシーくんが聞いてきたよ』って」と苦笑。福田も「僕も聞かれました。鈴木福くんも聞かれたらしいですよ」と暴露し、調査の結果について、ジェシーは「皆さん、『いい人で優しい』と言ってました。いいカンパニーですよ」と感謝していた。

日本版のこだわりについて聞かれると、福田は「ある程度、自分らしさを出したいというものがあります。まんまレプリカでやってもしょうがないので、役者さんもすばらしいラインナップだし、ある程度のオリジナリティを出せればいいなというのは目標であります」と説明する。初のミュージカル主演ということで、メンバーの京本大我にアドバイスをもらうのかを聞かれると、ジェシーは「でも、また違いますからね。ずっとふざけてるので」と言いつつ、メンバーの観劇予定について「観に来てくれると思いますよ。スケジュールに入ってたので」と語った。

また、楽屋のれんが堂本剛からのプレゼントという話題になると、「2年前、初めての主演の舞台をやらせてもらった時に、のれんをいただいたことないので『剛くん、お願いします』って。事務所の大人の人と話し合って、タイミングとか色々」とジェシー。堂本の観劇予定については「来ていただきたいです」(ジェシー)、「LINEしときます」(福田)と期待していた。

見てほしいところについての質問では、ジェシーは「どこ? う〜ん、まあここですかね」と腕を指すというボケも入れつつ、「全体的に歌を聞いていただきたいですけど、見た目もそうですね。ふだんの僕なんですけど、ビートルジュースになったら違うような。普段言わないようなことも言ったりするので」と語る。ミュージカル出演に対しては「最初で最後じゃないですか? またやるとしたら(『ビートルジュース』の)再演で」と宣言もした。

レポーターが「ジョシー」と言い間違えると、「ジョシーです、どうも〜」とシナを作るなど、終始陽気な様子のジェシー。最後には「とにかく目と耳と体で感じていただけたら嬉しいなと思いますし、どのシーンも素晴らしいものになってます。いくらマネーがかかってるんだってくらい、『ここも凝ってるんだ』と細かく作り上げていただいて、それぞれの個性で皆さんが素晴らしいお芝居をしているのでそちらの方も見ていただいて、何も考えずパッと観てパッと帰って、寝てください!」とメッセージを送った。

本作は、8月4日~27日に東京・新橋演舞場、9月2日~8日に愛知・御園座、9月13日~27日に大阪・大阪松竹座にて上演。

  • 「見てほしいところ」を説明するジェシー

  • ジョシー