大井競馬場がアメリカンなムードに包まれるイベント「サンタアニタウィーク」が開催中だ。4年ぶりの夏季開催となる本イベントには、120周年のアニバーサリーイヤーを邁進するハーレーダビッドソンも参加。競馬ファンはもちろんバイクファンも必見の内容だ。

  • サンタアニタウィーク

    さまざまな制限がある中で開催された昨年の「サンタアニタウィーク」

なぜ東京シティ競馬がアメリカンに?

1995年に友好交流提携を結んだ東京シティ競馬(TCK)とアメリカ西海岸にあるサンタアニタパーク競馬場。以来、TCKにおいては「サンタアニタトロフィー」(S3)、サンタアニタパーク競馬場では「TOKYO CITY CUP」(G3)が交換競走として実施されているほか、騎手や調教師の交流が行われてきた。

TCKがサンタアニタトロフィー(S3)開催週に実施しているのが「サンタアニタウィーク」だ。今回の開催期間は7月31日(月)から8月4日(金)まで。

イベント期間中はTCK場内にアメリカ競馬グッズやアメリカホビーショップがオープン。アメリカホビーショップではアメリカ直輸入のROUTE66グッズやパーキングプレート、ブリキのおもちゃなど、古き良きアメリカが感じられる雑貨を期間限定で購入できる。

  • サンタアニタウィークの様子

    貴重なアメリカ直輸入の雑貨のなかにも思わぬお宝があるかも?

「ウマイルスクエア」にはアメリカグルメなどが楽しめるグルメスポット「アメリカンフードパーティー」が登場。計10店舗が個性豊かなハンバーガーやバーベキューなどを提供している。

  • サンタアニタバーガー

    イベント限定で販売される店舗オリジナルのサンタアニタバーガーは要注目(写真は「Billys cafe & dine」のもの)

そんな「サンタアニタウィーク」では、ハーレーダビッドソンが「ハーレーダビッドソンギャラリー」を展開中。ギャラリー内には「ファットボーイ」と「ナイトスタースペシャル」が展示されており、間近で実車確認をする大チャンスだ。

映画『ターミネーター2』にも登場し、今年は120周年アニバーサリーモデルも登場したハーレーダビッドソンの「ファットボーイ」。筋肉質なロー&ロングのボディにフロント160mm、リア240mmの極太タイヤを装着する2023年モデルは、シート高675mm(無負荷時)と足付き性にも優れる。1,868ccのパワフルなエンジン「ミルウォーキーエイト114」とダイナミックなコーナリングを実現する高性能リアショックからなるハイパフォーマンスな走りが楽しめる1台だ。

  • ハーレーダビッドソンの「ファットボーイ」

    初代モデルの登場から30年以上にわたり愛される「ファットボーイ」。2023年モデルの販売価格は308.88万円~

2022年に登場し、高く評価された「ナイトスター」の上位モデルとなる「ナイトスタースペシャル」。全てのメーターとインフォテインメント機能を集約する4インチ丸型TFTスクリーンを搭載し、5つのライドモード(スポーツ、ロード、レイン、カスタム2種)からパフォーマンスを選択できる。また、USB-CポートやBluetooth接続によるスマートフォンやヘッドセットなどとの連携も可能だ。ほかにも、空気圧センサー(TPMS)を搭載する新デザインのアルミキャストホイール、パッセンジャーシートとフットペグが標準で搭載されるなど、ユーザビリティも向上している。

  • ハーレーダビッドソンの「ナイトスタースペシャル」

    全長2,265mm×シート高(無負荷時)715mmと、「ナイトスター」と比べて若干大きくなった「ナイトスタースペシャル」。販売価格は237.38万円~

8月2日(水)のサンタアニタトロフィー(S3)の開催当日も、JRAから武豊騎手とミルコ・デムーロ騎手を招いて行われる「JRAジョッキーズトークステージ」、JRAジョッキーのサイン入り色紙やマンダリンヒーローに関するサイン入りグッズなどが当たる「SANTA ANITA抽選会」(先着1,000名)をはじめ、イベントが目白押し。

  • ミックファイヤ

    サンタアニタトロフィー(S3)も白熱したレースに期待大!(写真は7月12日に開催されたジャパンダートダービー(Jpn1)でミックファイヤが無敗の3冠を達成した時のもの)

TCKはナイター競馬発祥の地。イベント期間中もナイター営業を実施している。競馬場でアメリカ気分が味わえる一風変わった夏祭りとして、子供を連れて思い出作りに出かけるのもおすすめだ。