ロッテは7月18日、「美容に関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月10日~11日、全国の20~50代の女性400名を対象にインターネットで行われた。

  • 継続的なセルフケアについて

    継続的なセルフケアについて

調査によると、フェイスラインのたるみが「気になる」という人は77.1%。普段どのくらいの頻度で自宅でセルフケアをしているか聞いたところ、42.9%が「まったくしていない」、12.3%が「1か月に1回より少ない」と回答し、2人に1人以上(55.2%)がセルフケアを特にしていないことが明らかに。

継続的なセルフケアができない(しない)理由を聞いたところ、「時間がないから」(41.7%)が最も多く、次いで「ケアや対策法が難しいから」(34.2%)、「効果を感じられなさそうだから」(26.6%)と続き、特に20代では「時間がないから」(59.3%)と回答した人が6割近くに達した。

  • 美容のセルフケアをする中で「重要視していること」

    美容のセルフケアをする中で「重要視していること」

続いて、美容・スキンケアに対して1か月にかける費用を教えてもらったところ、「千円以上5千円以内」が最も多く37.0%。美容のセルフケアをする中で「重要視していること」を聞くと、「お金がかからない」(58.3%)、「継続できる」(56.5%)、「ながらでできる」(42.8%)が上位にランクイン。忙しい毎日を送る現代の人にとって、コストがかからず日常から取り入れることができる簡単なケアが向いているよう。

また、フェイスラインのたるみに対して取り組んでいる対策を聞くと、「マッサージやトレーニング、エクササイズ等によるセルフケア」(31.8%)、「意識的に姿勢をよくする」(28.2%)、「よく噛むことを意識する」(23.1%)が上位に。一方、「ヒアルロン酸注射や糸リフト、ハイフ等の美容整形」(5.2%)や「エステやマッサージ等のサロンへ行く」(6.8%)等は少なく、お金をかけず生活習慣の改善から対策をしている人が多いことがわかった。

  • ガム咀嚼とフェイスラインに関する研究

    ガム咀嚼とフェイスラインに関する研究

同社はこのほど、ガム咀嚼とフェイスラインに関する研究を実施し、「ガムを噛むことによる咀嚼筋などへの作用がフェイスラインの引き締めに影響すること」を確認している。

研究では、21~49歳の女性56名を対象に、8週間にわたって1回2粒×10分間のガム咀嚼を毎食前に1日3回するガム咀嚼群と無摂取群に分け、フェイスライン角度(左右)、皮膚弾力性(右頬、顎下)、体重・BMI・体脂肪の測定やアンケートを介入前後で実施したところ、8週間のガム咀嚼トレーニング(ガムトレ)により無摂取群と比較して、左右のフェイスライン角度が有意に増加し、顎下皮膚弾力性における振幅最大値の有意な低下を確認。ガムを噛むことによる咀嚼筋などへの作用が、フェイスラインの引き締めや顎下のたるみに影響を及ぼした可能性が示唆された。

歯科衛生士・フェイスニング公認講師である石野由美子氏によると、ガムを効果的に噛むことで「フェイスラインの改善」「顔の筋肉の血流増加で肌のハリやシワ改善」「すっきりとした鎖骨ライン」「自然な笑顔、豊かな表情作り」が期待でき、また、より効果的な「ガムトレ」を行うには、1「口を閉じてもぐもぐと噛む(口周りの筋肉の運動になります)」、2「奥歯で左右交互に噛む(奥歯で噛むことで筋肉が大きく動きます)」、3「少し多めの量のガムを噛む(板ガム1枚or粒ガム2粒以上がおすすめ)」ことがポイントとのこと。