女優の深川麻衣が14日、東京のユナイテッド・シネマアクアシティお台場で行われた読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『彼女たちの犯罪』(20日スタート 毎週木曜23:59~)の第一話特別上映会&トークショーに登壇した。

  • Omoinotake、深川麻衣

今作は、『ルパンの娘』や『忍者に結婚は難しい』など、人気ドラマ原作を次々と手がける横関大氏の同名小説を映像化するスリリングサスペンス。愛を求める繭美(深川)、自由を求める由香里(前田敦子)、正義を求める理子(石井杏奈)は、“普通の幸せ”を望み、葛藤を抱えながらも、それぞれの日常を暮らしていたが、ある日1人の女性の失踪事件をきっかけに人生が思いもよらぬ方向に進んでいく。

夏らしいノースリーブのセットアップで登場した深川。今作について「原作も読ませていただいたのですが、ページを読む手が止まらなくて。でもドラマではまた違うスパイスも織り交ぜられているので、原作を読んでいる方にも楽しんでいただけると思います」とコメント。「3人の女性が出てくるんですけど、日常が地続きで続いているようなリアルな姿が描かれています」と作品を説明した。

また、この日は主題歌「渦幕」を歌うOmoinotakeも登場。同曲はドラマ用に書き下ろされ、ままならない人生の中で必死にもがく姿、抜け出すことの出来ない、渦のような心情が歌われている。切なくも疾走感にあふれ、哀愁漂う美しい楽曲に仕上がった楽曲についてOmoinotakeは「迂闊に今言えないような言葉がたくさん散りばめられてまして、それも楽しみにしておいてください」と、歌詞に今作のヒントが盛り込まれていることを匂わせた。

深川演じる日村繭美は、大手アパレル企業で広報を担当している32歳。おしゃれでセンスが良く、大学時代にはチア部で活躍、男性によく言い寄られていたが現在は恋人がいない。周囲がどんどん結婚していく中、自分ならいつでも結婚できると高を括っていた。仕事における転落を機に結婚に逃げようとするが、思っていたような結果が出ず“普通に”結婚できないことに内心激しい焦りをおぼえているという役どころだ。

深川が「繭美は仕事一筋でやってきて、30歳を過ぎた辺りで、友達も結婚してしまってこのままでいいのかって岐路に悩むんです。年代ならではの焦りに共感できます」と話すと、客席でも頷きが。最後に深川は第1話の試写を見た観客へ「もし面白いと感じていただけたらぜひ、『7月20日からこんなドラマが始まるんだけど、面白かったよ』と家族や友達に広めてください」とアピールしたあと「皆さん、気をつけて帰ってください」と優しく呼びかけた。