頭之宮四方神社(三重県度会郡大紀町)は8月より、交通安全祈願の1つとして「ヘルメットのお祓い」を開始する。
同神社は、日本で唯一「あたまの宮」と名付く神社で、頭に関する諸祈願に霊験あらたかな頭之守護神・知恵之大神。「おかしらさん」と呼ばれて親しまれている。特に首より上の諸祈願、災い除け、災難除けの諸祈願に信仰を集めており、各地から多くの参拝者が訪れる。清流宮川が巡る自然豊かな立地から、ツーリング・サイクリングで訪れる人も多いという。
8月から開始する「ヘルメットのお祓い」は、4月1日からの法改正により自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されたことを受けて実施する。祈祷を受けると、ヘルメットに貼るステッカー型のお守り「兜守(かぶとまもり)」を授与。耐水性のしっかりとした作りのもので、カラーは5種類から洗濯できる。
ヘルメットの安全祈願は、趣味から日常用途の自転車・バイク用ヘルメットだけでなく、工事用ヘルメットなど危険を伴う仕事用ヘルメットまで行う。
祈祷を受ける際は、なるべく正装に近い服装(男性の場合はスーツ、スマートカジュアル)で参拝するのが原則だが、「ヘルメットのお祓い」に伴う祈祷では、ツーリング・サイクリング用の服装で受けても問題ないとのこと。