京成グループの千葉京成ホテルは10日、営業運転を終了した京成電鉄3400形3418編成(一部3438編成)の車両部品を活用したコンセプトルーム造成を計画し、その支援をクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で7月15日から募集すると発表した。
千葉京成ホテルは昨年、開業20周年記念プロジェクトの一環で、「京成ホテルミラマーレアネックス」(別館)にて京成電鉄をテーマにしたコンセプトルーム「京成トレインルーム」を2022年7月から販売。その後、宿泊客からの要望に応え、京成電鉄で新たに開発した運転体験シミュレーターを設置して2023年4月から販売し、好評を得ているという。
今回、本館で2室目となる京成電鉄のコンセプトルームの造成を計画した。新コンセプトルームは、3400形3418編成・3438編成の営業運転終了に合わせ、多くの部品を再利用。本物の運転台での運転体験シミュレーターに加え、計器類、表示灯類、車掌スイッチ、車掌台などに触れることのできる、他のホテルにはない特別な仕様を計画している。
クラウドファンディングで支援を行った人には、リターンとして新コンセプトルームの先行宿泊予約、3400形で使用された吊り革、現在販売中のトレインルームに備えられている同デザインのクッションカバーとベッドスロー(非売品)、「スカイライナー」や「京成パンダ」のオリジナルネックストラップ、ホテルレストランの食事券など用意する。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、7月15日から9月15日まで支援の募集を受け付ける。