昨年の7月、ツイ主さんが我が子のようにかわいがっていたオカメインコの「モーちゃん」が行方不明に。一生懸命、捜索するも見つからず……、「オカメインコを探しています」というチラシを作成。

そのチラシを周辺に貼って回り、Twitterにも投稿をしたそうです。さらに、目撃情報のあった場所に行っては捜しまわるものの、一向に見つからず……。半ば諦めかけていた11カ月目。「モーちゃんに似てる子を保護している」という一本の電話がツイ主さんにかかってきました!

面会当初は、細かな違いがあり「別の子かもしれない」と思ったツイ主さん。数日預かり、観察してみたところ……以前と同じ行動や仕草、癖、そして何げない普段の姿が記憶の中のモーちゃんとピタリと一致したそうです! モーちゃんと確信し、正式に保護主さんから引き取ることに。

そして、「見つかりました!」とTwitterで報告したところ……さらなる感動の出来事が!!!

今日回収してきた一枚です。
こんなの一生捨てられないですよね。
(@motyan_0302より引用)

後日、貼り紙を回収して回ったツイ主さん。その目に飛び込んできたのは、モーちゃんの発見を喜ぶ心温まるメッセージでした。知らないところで、多くの人がモーちゃんの無事を祈っていたようですね。

モーちゃんの無事と、このエピソードに多くのTwitter民も反応。「なんて素晴らしい世界なんでしょう」「優しい世界」「こんなに愛が溢れたポスター見たことない」「世の中まだまだ捨てたものじゃないですね。人の心はあたたかい」「なんか泣いちゃった」といったコメントが続々と。

また、「貼り紙を見つけるたび子供たちがいつも『モーちゃん早く見つかるといいねぇ』と言ってました。きっと我が家もみんな安心します」「色々な場所で(チラシを)拝見して大事な家族なんだな、見つかると良いなっておもってました!よかった」「モーちゃん、お帰り。近隣の区なのですが、気にしてました。いつまでも幸せにね!」というメッセージも寄せられ、貼り紙と同様、リプライ欄にも優しさがあふれていました。

執筆時点で6.6万もの"いいね"を集めた今回の投稿。ツイ主の「モーちゃん見つかりました!さん」(@motyan_0302)に、お話をうかがいました。

ツイ主さんに聞いてみた

―― 素敵なメッセージですが、こちらを読んだときの気持ちを教えてください!

あまりの優しさのこもったメッセージに駅前の路上であるにも関わらず、立ちすくみ感動して泣いてしまいました。

―― 飼い主さんにとって「モーちゃん」は、どんな存在なのでしょうか?

我が家ではモーちゃん以外にも複数の鳥を飼っていますが、どの子も我が子同然の家族で、かけがえのない存在です。

―― 投稿に大きな反響がございますが、率直な感想を教えてください

そもそもモーちゃんの捜索のために始めたSNSで、皆さんにかわいい姿を見てほしいとか、バズりたいとか、キラキラした目的で始めたわけではないので、正直困惑しています。


なお、モーちゃんが保護されたのは、自宅から約7キロ離れた場所。ツイ主さんと保護主さんとをつないだのは、SNSではなく貼り紙だったそうです。ペットが迷子になってしまった際には、SNSとアナログの両面で呼びかけるといいのかもしれませんね。