パナソニックでは、全国の20~60代の既婚会社員 男女550名を対象に、エアコン利用と体感温度について6月12日~6月14日にインターネットにてアンケート調査するとともに、パナソニック エアーマイスターが暑がり・寒がりが同室で暮らすコツなど、暑さ・寒さをコントロールしながらエアコンを活用する方法を紹介する。

  • 自身が暑がりだと思いますか? 寒がりだと思いますか?

最初に、自身が暑がりか寒がりかをたずねたところ、「暑がり派」が59%に対し「寒がり派」が32%と、「暑がり派」が「寒がり派」の約2倍いることが明らかになった。

  • 夏のエアコン使用時に、設定された温度が不快と感じることがありますか?

続いて、「夏のエアコン使用時に、設定された温度が不快と感じることがありますか? 」という質問では、「頻繁にある」(34%)、「たまにある」(60%)と9割以上が設定温度について不快と感じていることがわかった。

  • 自宅で設定された温度が、どのように不快と感じますか?

自宅で設定された温度が不快と感じている人に、設定温度の感じ方についてたずねたところ、暑いと感じる方が80%、寒いと感じる人が20%という結果に。

  • 自宅で夏のエアコン使用時に、パートナーやご家族と体感温度の違いを感じることがありますか?

「自宅で夏のエアコン使用時に、パートナーやご家族と体感温度の違いを感じることがありますか? 」という質問では、「頻繁にある」(33%)・「たまにある」(56%)と、約9割が体感温度の違いを感じているようだ。

  • 夏のエアコン使用時に、職場や自宅で体感温度の違いを感じた際のあなたの理想的な対応方法は次のうちどれですか?

体感温度の違いを感じた際にどのように対応するのが理想的と考えているかについては、「暑いと感じる人が寒い人に合わせる」が58%に対し、「寒いと感じる人が暑い人に合わせる」が42%という結果に。これは全体的には「暑がり派」が59%に対し「寒がり派」が32%だったことと対照的で、「暑がり派」が多数派なものの、同時に「寒がりに合わせるべき」と考えている方も多いようだ。

今回行った調査では、9割近くの人が家庭で体感温度の違いを感じた経験があり、また揉めたこともあるという実態が明らかになった。

  • PMV(Predicted Mean Vote)の6つの要素

快適性評価「PMV(Predicted Mean Vote)」は、人がどれくらい快適かを表す指標で、温度、湿度、放射、気流、活動量、着衣量の6つの要素から算出され、人が感じる暑さ・寒さの度合いを−3(寒い)〜+3(暑い)の値で示す。エアコンの設定温度を調節せずともPMVにおける温度以外の要素をコントロールすることで、快適な温度を得られる場合がある。

  • 着衣量で体感温度をコントロールする

要素別PMVコントロール法として、着衣量と気流がある。着衣量をコントロールすることで体感温度は下げられる。当たり前のことのように思えるが、「スーツ」と比べ「軽装」では体感温度が2℃も下がるなど、シンプルながら効果のあるコントロール方法となっている。

また、気流、つまり風速をコントロールすることで体感温度は1℃~2℃変化する。例えば、扇風機の「中」程度の風速である1m/秒風速があがると、体感温度は約1℃~2℃程度変化する。つまり暑いと感じている人は個別に扇風機を併用することで体感温度を1℃~2℃下げることができる。エアコンと違い、暑いと感じている人にのみ個別に使用できるのもポイント。同じ考え方で、エアコンの風向きを変えるという方法もある。

それぞれのPMVコントロール法を踏まえて、暑がり・寒がりが同室で過ごすコツは、エアコンの風向きを調整できる場合は、暑がりな人にエアコンの風が直接当たるよう風向きを下向きに、寒がりな人は直接当たらない場所へ移動してみたり、扇風機を使って、暑がりな人が個別に風を浴びたりすることも効果的となっている。