岡本圭人、Hey! Say! JUMPの活動や留学…激動の人生がドラマ初主演務める自信に

■Snow Manに感謝した座長としての差し入れとは

――共演者の方とのエピソードがあれば。

役の話をすることが多かったです。妻・和歌子役の岡本玲さんとは、結婚生活が悪くなる前はどんな夫婦だったんだろうねとお話ししました。オジ(尾木文男)役の岡部たかしさんは舞台にたくさん出演されているので、演劇や、僕がアメリカで学んできたことについて会話していました。吉柳咲良さんは若くてすごく才能があって何もかも上手! 話していて、ミュージカル、ダンス、歌が本当に好きなんだなと伝わってくる方でした。そして、いつの間にか自分も一回り下の方とご一緒するような現場が来たんだと思いましたね(笑)。

今回良かったのは、クランクイン前に、ダンススクールのメンバーを演じる共演者の方と何度も集まってダンスの練習をしたこと。一緒にストレッチして振り付けを覚えて、という過程の中で、台詞でもあるのですがダンスって言葉や上下関係を超えて対等に楽しめるものなんだなと感じることができました。ダンス練習をきっかけに皆さんと仲良くなれたので、ダンスの力ってすごいなって。

――座長として差し入れなどはされましたか。

そんな大したことはしていないんですよね(笑)。ある日現場に入る前にかっこいい看板があるなと思ったら、ラウールくんと(渡辺)翔太のハンバーガーショップの看板で「今こんなことやってるんだ」と久しぶりに買ったんです。食べてみたらすごく美味しくて、きっと皆さんにもそう感じてもらえるだろうなと、大量に差し入れしました。「ラウールって子、かっこいいんですよ」なんて話しながら(笑)。それが座長としての振る舞いになっているのか、差し入れとしていいのか悪いのかは分からないのですが、喜んでいただけたのでSnow Manに感謝ですね。

■30歳になり念願の滝行へ「毎年したいなと」

――マイちゃんがダンスを新しく始めるように、岡本さんが最近初挑戦したことがあれば教えてください。

個人的な話なのですが、今年30歳になりまして、誕生日の3日前が舞台『ハムレット』の千秋楽だったんです。29歳は自分にとって舞台の年だったので、30歳は、一体どんな年になるんだろうと。良い年にしたいなという思いから、初めて滝行をしました。4月に雨が降っている中、ふんどしをつけて、山なので10度以下だし、「雨の中で滝に入るって、よく分からない状態だな」と凍えながら水の中に入ってみたら、温かくてびっくりしました。母親やおばあちゃんから本当に良かったと聞いていたので、どこかのタイミングで行きたいと思ってはいたのですが、山を登って、滝行して、お寺に泊まって、山を下って……と無事に身を清められて「いい30歳にしよう」と気持ちを新たにできました。そしたらこんなに素晴らしいお話をいただけたので、滝行して良かったな、毎年したいなと思いました!

――最後に視聴者の皆さんへ見どころを教えてください。

主人公のマイちゃんが、心配ごとや不安を抱えていたり、大好きな妻とすれ違って関係性が悪化しているときに、ダンスや仲間と出会って人生が変わっていく成長物語で、大人の青春ストーリーです。スタッフ、キャスト一丸となって、全力で楽しんで一生懸命この作品を作り上げました。視聴者の皆さんが明日から頑張ろうと思っていただけたり、何かを始めるきっかけになったらすごくうれしいです。

登場人物が家族や学校の悩み、自分のトラウマと向き合っていくヒューマンドラマでもあります。それぞれが抱えている悩みには共感していただけると思うので、皆がダンスと出会って、少しずつ新しい人生に変わっていく様子も楽しみにしていてください。ぜひご覧いただきたいです。お願いします!