「猫は液体」と言われるように、猫は人の理解を超えるほどの柔軟性を備えていますが、こちらの子猫ちゃんに至っては、もはやこんなイリュージョンもできてしまうようです。
なんでおめえ体重700gもあるのにケージ抜けイリュージョンできるのよ… pic.twitter.com/mo2myZFUwC
— ねこかます (@nekokamasu) June 13, 2023
ツイートの投稿主は、猫の保護活動をしつつ、その内容をSNSやYouTubeで発信している「ねこかます(@nekokamasu)」さん。動画には、体重700gの小さな子猫ちゃんが映っていました。
どうやらケージ外に置かれた猫用トイレマットが気になっているようで、ケージの中から一所懸命に手を伸ばし、どうにか遊ぼうと頑張っていますが、いくら粘ってもトイレマットを引き寄せることはできず、じれったい状態が続きます。
これはさすがに諦めるしかないか……と思った矢先、なんとケージの隙間にスル〜ッと頭をねじ込み、頭部を外に出すことに成功。
しかし、胴体のほうはうまく外に出せず、さすがにケージ外に出ることを諦めようとしたその時……!!
奇跡的にケージの隙間をかいくぐれたようで、そのままスル〜ッとケージから抜け出すことができました。
本人もまさか出られるとは思っていなかったのか、脱出に成功した子猫ちゃんはどこかへ逃走するわけでもなく、その場にちょこんと座って、「なんか、頑張ったら外に出られちゃったんだけど、このあとどうしよう」とでも言いたげな表情。「一念岩をも通す」と言いますが、まさにその諺を身をもって体現したかのような瞬間でした。
それにしても、ケージの隙間は猫ちゃんの頭よりずっと狭いように見えますが、なぜこのようなことができたのか……。何度見ても不思議です。
ツイ主のねこかますさんは続けて、このようにも綴られています。
子猫を55匹預かって育てた経験上、400g未満の子猫であれば抜けられる子はそこそこいます。
— ねこかます (@nekokamasu) June 15, 2023
これがすごいのは書いてある通り、700gと普通なら顔も通らない体重だから。
まるでイリュージョンのような動画は大きな反響を呼び、ツイートは2.4万件のいいねを獲得(6月21日時点)。数々のコメントも寄せられました。
「ケージの意味…! 」
「『顔をちょっと横にして、こう!! っしゅ』」
「さいごのドヤ! 顔がまたキュートできゃわわです。」
「頭さえ通れば抜けられるとは聞いてはいたが、マジでやれるとは。」
「ねこは液体理論を証明する動画である」
「抜けられるのもすごいけど、出てきてどこかに走り去るわけじゃなく、ごはん食べにいくでもなく、ちょこんと座るのが近くで会いたかったよって感じがしてかわいい…♡」
また、同じような経験をしたという方からは
「子猫あるあるですね うちも子猫の時にケージからヌルリと抜けて、ケージの上で寝てました」
「うちの子も同じ抜け方を...」
ツイ主さんに聞いてみた
動画に映っていた子猫ちゃんの名前は櫂橙(かいと)くん、生後8週間程度(推定)の男の子です。ツイ主のねこかますさんに撮影時の感想を尋ねてみると、「まだ抜けることができるのか、対策をどうしようか」と悩んだと教えてくれました。
また、櫂橙くんの普段の様子や性格についてお聞きしたところ、「保護預りした子猫たちの1匹ですが、この子だけ食べるのも排泄も下手で成長が異常に遅く、トロい子です。しかし、そういう手のかかる子は逆に可愛げがあったりしますね」とお話ししてくださいました。
手がかかる分、可愛げがあるという櫂橙くん。これからも健やかに育ってくださいね♪