ライオンはこのほど、梅雨時期の部屋干し対策に向けて、柔軟剤の効果や早く乾かしたいバスタオルの洗い方・干し方などについて紹介した。

  • バスタオルが早く乾く干し方

まず、柔軟剤には「洗濯後にタオルに含まれる水分が少なくなる」という効果もあり、特にバスタオルでは柔軟剤未使用よりも8%も水分が減り、乾燥時間が短縮することも分かっているとのこと。

洗濯物を早く乾かすためには「脱水直後の水分量」が大きなポイントとなる。脱水直後の衣類に含まれる水分量をできるだけ少ない状態にしてから干す事で、その分早く乾くという。

柔軟剤を使用したタオルは、使用していないタオルに比べて、脱水直後の相対水分量が5%少なくなる事も分かっている。また、柔軟剤には抗菌効果があるため、部屋干ししている際に部屋臭の原因となる菌の増殖を防ぐこともできる。

部屋干し臭は、洗濯の時に落としきれなかったわずかな「汚れ」と「菌」が原因。菌の餌となる汚れをしっかり落とし、菌の増殖を抑える(早く乾かす)事で抑制できる。

早く乾かすためには、柔軟剤を使い、脱水時間を長めに設定する事が重要となる。

まず、洗剤は抗菌効果の高いタイプを使用。液体タイプの酸素系漂白剤の併用で、さらに消臭効果が期待できるという。

汚れをしっかり落とすためには、洗濯槽に入れる際に洗濯機の一番下に「広げて」入れるのがポイント。中央をしっかり洗浄するために、バスタオルが丸まったり折り曲がったりしないように広げて敷くようなイメージとなる。

仕上げの柔軟剤は、洗濯機の柔軟剤投入口に。洗濯が終わったら菌の増殖を防ぐためになるべく早く取り出し、干す前にタオルを振りさばくとパイルが立ち上がり、ふっくら仕上がり、早く乾くという。

バスタオルを早く乾かすには、竿やパイプハンガーなどに直接干す時は「裾をそろえない」のがポイント。角ハンガーなどの小物干しに干す時は、蛇腹(じゃばら)状に干して風の通り道をつくることが推奨される。