ポルシェジャパンはこのほど、新型「718スパイダーRS」の予約受注を開始した。
同モデルは「911 GT3」から受け継いだ高回転の自然吸気エンジンを搭載する、初めてのオープントップミッドエンジンスポーツカー。
ボクスターのコンセプトカーの発表から30年が経過した今、同社は人気の高いミッドエンジンロードスターの最強バージョンに最高のドライビングプレジャーを提供するスポーツカーを据えることになった。
「718ケイマンGT4 RS」と一対をなすオープントップモデルで、「911 GT3」に搭載されている最高出力368kW(500PS)の自然吸気6気筒ボクサーエンジンがオープントップのミッドエンジンスポーツカーに採用されるのは、今回が初めてだ。これと同じ高回転設計の軽量パワーユニットはレーシングカー「ポルシェ911 GT3カップ」にも搭載されている。
「718スパイダーRS」の超軽量ソフトトップルーフは、純粋性を愛するファンのために手動式が採用され、これによってきわめて刺激的なエンジンサウンドが一段と魅力的になる。
この効果は、標準装備の軽量ステンレススチール製スポーツエキゾーストシステムと、ヘッドレスト背後の両サイドに設けられた特徴的なプロセスエアインレットによって、一層高められる。
同社GTカー部門の責任者、アンドレアス・プロイニンガー氏は以下のようにコメントしている。
「『718スパイダーRS』は、オープントップでのドライビングプレジャーを新たな次元に引き上げます。まぎれもないポルシェのGT3エンジン、クロスレシオのトランスミッション、コンパクトなサイズ、軽い重量、ワインディング向けに最適化されたレーシングサスペンション、最大の開放感。こうした組み合わせにより、非常に魅力的で純粋なドライビング体験が得られます」。
希望小売価格は、2,024万円。