リクルートの「就職みらい研究所」は5月11日、「就職プロセス調査」の結果を発表した。調査期間は5月1日~8日、調査対象は2024年卒業予定の大学生・大学院生、有効回答は大学生1,180人・大学院生419人。
5月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は65.1%(前年同月比6.7ポイント増、前月比16.7ポイント増)と、引き続き高水準を維持していることが判明。地域別にみると、「関東」が前年比11.3ポイント増の71.6%と、他の地域に比べ高い数値を記録した。
各プロセスの4月中の活動実施量を調べると、「合同説明会・セミナーに参加した」「個別企業の説明会・セミナーに参加した」「エントリーシートなどの書類を提出した」「面接選考(最終面接を含む)を受けた」は前年より減少。一方、「最終面接を受けた」は前年より増加した。
内定取得企業数(5月1日時点)の平均は2.16社で、前月比では0.23社増、前年比では0.17社増となった。
なお、就職内定率は高い水準が続いているが、内定取得者の就職活動実施率は前年比3.3ポイント増の52.2%と、内定取得後も活動を継続している学生が半数を上回った。