ナイルは5月10日、「Twitterの利用状況に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は4月21日~28日、Twitterを毎日利用する全国の10代~60代以上の男女651名(男性329名、女性322名)を対象に、同社運営メディア「Appliv(アプリヴ)」にて行われた。
イーロン・マスク氏によるTwitter買収から半年が経過し、4月にはマスク氏のX Holdings傘下の企業にTwitterが統合されたとの報道もあった。そこで、2月の調査時点でTwitterを「毎日利用している(1日1回以上)」と回答した651名を対象に、改めて利用頻度を尋ねたところ、全体の91.8%が、現在でも「毎日利用している」と回答。毎日利用しなくなった人は8.2%で、やや減少傾向にあることがわかった。
また、Twitterから他SNSへの移行状況について聞いたところ、56.7%が「検討したことがない」と回答。「検討した」人は33.5%で、前回調査から4.4pt増加。内訳を見ると、「移行先を検討している」(14.9%)と「検討したが、特に何もしていない」(14.6%)がほぼ同じ割合となっており、Twitterから他SNSへの移行を考えるようになった人が増えていることが明らかに。
他SNSへの移行理由を聞くと、「Twitterが有料化する可能性」(26.5%)や「Twitterクライアントアプリ・関連サービスが停止」(20.9%)が上位にあがった。
次に、他SNSへの移行を検討したことがあるユーザーの移行先候補を調べたところ、「Instagram」(49.3%)、「LINE」(17.5%)、「YouTube」(19.0%)が上位に。
また、Twitterに代わるSNSとして注目されている「Mastodon(マストドン)」や「Discord(ディスコード)」の他にも、元TwitterCEOジャック・ドーシー氏が立ち上げた「Bluesky(ブルースカイ)」や、分散型マイクロブログSNS「Misskey(ミスキー)」など話題のサービスも見受けられた。