日向坂46の齊藤京子とお笑い芸人のヒコロヒーが7日、東京・東京国際フォーラム ホールAで開催されたテレビ朝日系トークバラエティ番組『キョコロヒー』(毎週月曜23:45~)のイベント、「生キョコロヒー2023春 ~自覚と責任の5000席~」(アーカイブ配信中)に出演。2人旅の報告やサプライズ発表が行われた。

  • 「生キョコロヒー2023春 ~自覚と責任の5000席~」より=テレビ朝日提供

■齊藤は台車、ヒコロヒーは花のゴンドラで登場

2021年春に誕生し、齊藤京子×ヒコロヒーのちぐはぐなトークが人気を博している『キョコロヒー』。2度目のリアルイベントは前回の約6倍となる5000席のキャパで開催されたが、チケットは即完売、配信でも多くのファンが見守った。

番組内で齊藤が「トロッコに乗りたい」、ヒコロヒーが「(榊原)郁恵ちゃんのピーターパンみたいに登場したい」と膨らませていた夢を叶える形で、齊藤は台車で運ばれ、ヒコロヒーは大きな花のゴンドラに乗って空中から登場。

大声援に迎えられ、客席を見渡したヒコロヒーは「すっごい人やな。ずっと見てられるなぁ」と感慨深げな表情を浮かべる。今回は声出しOKということで、「一番好きな番組は?」「キョコロヒー!」、「この世で一番面白い番組は?」「キョコロヒー!」、「次に天下を取る番組は?」「キョコロヒー!」といったコールアンドレスポンスで会場が1つに。

■占いや陶芸…2人の江ノ島旅行を振り返る

今回のイベントも番組と同じく、2人の目の前となる客席1列目にテレビ朝日の舟橋政宏ディレクターが構え、指示を出していくスタイル。まずはイベントのために実施された2人旅を振り返るコーナーからスタートした。カメラも同行しないおまかせ2人旅のミッションは「江ノ島に行く」「予算10万円を使う」「自撮りをする」「土産話を作る」というもの。2人が撮影した写真を公開しながら、江ノ島でのエピソードが語られていく。

占いでは、齊藤が持ち時間30分のところ20分オーバーするほどの大盛り上がりだったようで「あなたは有名になりますって言われて、ちょっと信じちゃった」と満足げ。「次の3月12日辺りが人生1、2番目にいい運勢」と言われたことを明かすと、ヒコロヒーは「そんな具体的に言ってくれるの?」と驚く。気を良くした齊藤が「絶対に私の占い師さんのほうが良かった」とつぶやき「隙あらばマウントを取ろうとするのやめて」とツッコまれる一幕も。ヒコロヒーは「手相を見てもらったら、ますかけ線というのが両手にあるみたいで『あとちょっとで浜ちゃんと同じ手相になります』と言われた」と結果を明かした。 また、江島神社や豪華な海鮮料理、陶芸教室での様子も。陶芸教室では「筋がいいね! あんた一回でできちゃったね! すごい才能に出会った!」と、ヒコロヒーいわく「初めて藤原竜也を見たときの蜷川幸雄みたい」に褒められたことを話した。しかしそこで作った湯呑は10月に届くということで現物はなし。帰りは乗る電車が違ったため現地解散したという。

■舟橋Dからの“公開説教”に会場が大盛りあがり

このなんともいえない報告内容に舟橋Dは「江ノ島だから海や砂浜を想像してたんですけど、写真はないですか? 水族館は?」と聞くが、ヒコロヒーは「あ~テレビ局テレビ局。テレビ局の人間が思いつきそうなことやな」とため息。しかし舟橋Dは「思っていた報告と違いすぎる」とヒートアップし、「たこをそのままプレスしたようなおせんべいは?」「普通は陶芸で作ったものを持って来るとか……」「まさか占いも1人ひとり別のブースでやってると思わなかった」と不満が爆発する。対してヒコロヒーと齊藤は、出発のときにスタッフから、ヒコロヒーが好物と話していたオリジン弁当のおにぎり35個を持たされたせいで重かった、おにぎりを食べてしまったために江ノ島での食べ歩きを楽しめなかったと反論。

そこで「行きの電車の移動中は何を話したんですか?」と振られるが、席も前後で座っており、一切会話がなかったことが判明。舟橋Dは「これ、何もしていないのと同じですよ!」と声を荒らげる。会場と配信で見守る観客からのアンケートでも「何もしていないと思う人」が92%を占めるなど、舟橋Dに同情が寄せられる結果に。公開説教をされたヒコロヒー、齊藤はふてくされた顔を見せつつも「すみませんでした」と頭を下げて謝罪した。

■番組初となるゴールデンSPのサプライズ発表

予算の10万円も半分ほどしか使い切らなかったとのことで、余った費用は番組のロゴ入りカラーボールとなり、2人がサイン。ゴンドラに乗って客席に配ることになり、齊藤は「もうライブなのよ」と笑う。大型テーマパークのような夢いっぱいのメロディをバックにゴンドラで会場を横断したヒコロヒーは「何このイベント、すごい。気分えぇわぁ。めっちゃちゃんと顔見えるやん。全員の顔見えた」と大興奮していた。

その後2人は2階客席にも登場し、チェキを配布するというサービスが。2階客席にサプライズとして紛れ込んでいたのは、顔を青く塗ってアバターに扮したトム・ブラウンの布川。そして布川はサプライズを預かっているということで、ある発表が書かれた紙の入ったカプセルを2人へ。カプセルを日向坂46の曲である「約束の卵」と表現し、「さすがおひさま!(日向坂46ファンの総称)」と褒められた。

発表されたのは、番組初となるゴールデンスペシャル『大キョコロヒー(仮)』が6月17日(18:30~20:00)に放送されるというサプライズ。2つ目のカプセルでスタジオゲストが黒柳徹子、天海祐希だと知ると、ヒコロヒーは「やばいやばい!」と口を抑える。番組が始まった頃から「いつかゴールデンをやりたい」と話していた齊藤と、黒柳が大好きなヒコロヒーは混乱状態。そんな2人を客席は大きな拍手で祝福した。

エンディングにはゲスト全員が集合。クリープハイプの尾崎世界観とヒコロヒーのギター演奏のもと番組テーマソング「キョコロヒーの歌」が届けられ、ライブ御用達の銀テープも舞う。齊藤は「キョコロヒーの歴史に残る番組イベントになりました。足元の悪い中集まっていただきありがとうございました。ゴールデンスペシャルも決まって、スペシャルすぎるゲストも出演してくれます。これからもキョコロヒー、坂を登っていきたいのでよろしくお願いします!」と笑顔で締めくくった。

イベントは、テレ朝動画で現在アーカイブ配信中で、配信チケットは2,800円。アーカイブ視聴可能期間は5月21日まで。