TrustYouは5月1日、日本国内のホテル、旅館、民泊などの宿泊施設のクチコミスコアを抽出し、都道府県別の平均スコアをランキング化した「2019年〜2022年、宿の評価が良い都道府県ランキング TOP10」(年別データ)を発表した。
コロナ前の2019年のランキングでは、1位が「岐阜県」、2位「岩手県」、3位「奈良県」、4位「京都府」、5位「佐賀県」という結果に。同年は、奈良県・京都府といった歴史のある人気観光地が上位にランクイン。
一方、コロナ禍に入った2020年以降は、愛媛県、群馬県、大分県、熊本県といった自然豊かで日本有数の温泉地を有する県が上位に。
2022年のランキング1位は「愛媛県」。以降、2位「鳥取県」、3位「群馬県」、4位「熊本県」、5位「滋賀県」、6位「兵庫県」、7位「宮城県」、8位「栃木県」、9位「山形県」、10位「三重県」と続いた。群馬県と熊本県は、2019年〜2022年の4年間を通してランクインしている一方、京都府は2020年以降は圏外となっている。
2020年以降はコロナ禍で人混みを避けるという点で、大都市や人気のリゾート地ではなく、小規模でコンパクトな街や温泉街での宿泊体験の満足度が向上したという。これは、愛媛県、鳥取県、大分県、熊本県、群馬県が上位にランクインした点から読み取れるとのこと。
また、熊本県と群馬県は、自然豊かな観光地や日本を代表する温泉街(黒川温泉、草津温泉、渋川伊香保温泉)が位置する県として、宿泊施設の満足度が安定して高いことが分かると、同調査では分析している。