今回は、嘘つきに効く言葉を紹介します。また、嘘つきの特徴や心理も併せて紹介しているので、仕事やプライベートで嘘つきに悩んでいる人は必見です。
嘘つきに対して効く言葉7選
嘘つきに付き合えば付き合うほど、こちらのストレスが大きくなります。 離れることが最善ですが、職場や学校などでどうしても同じ時間を共有する必要が出てくるときもあるでしょう。
相手にバシッと効く言葉を、あらかじめ知っておくと便利です。
それでどうなったの?
嘘つきに対して、「それでどうなったの?」と話の続きを促してみましょう。自分は相手の話に興味があると思わせることもでき、相手は予想していなかったところまで話を引き伸ばされることになるので、それに伴って嘘を重ねなければなりません。相手も慌てて懲りてくれるかもしれません。
相手に「それ嘘ですよね」ときっぱり言い切るのが難しいという人は、このアプローチ方法が楽でしょう。
嘘つきは嫌いです
きっぱりと言い切ることに抵抗が無い人は、「嘘つきは嫌いです」と言ってしまうことが最も手っ取り早いです。
嘘つきに対して強いマイナスイメージを持っていること、それと同時に「あなたは嘘つきだ」と言い切ること、どちらものメッセージを含ませることができます。
こう言われた嘘つきは拒否されることへの危機感を持ち、自然と嘘をやめるかもしれません。
そういうことにしておくよ
それは嘘だと直接言い伝えるよりも、「そういうことにしておくよ」と伝えるのも効果的です。
嘘つきは、その嘘がバレていないと思えているときには優越感に浸りますが、嘘がバレているかもと思うと一転、不安で仕方なくなります。この不安定な状態は、嘘つきだと直接伝えるよりもダメージを与えることもあります。
嘘つきに対して大人な対応でもあるので、余裕を見せつけて焦らすことにもなるでしょう。嘘つきも噓がばれているかもしれないという恐怖心や不安に耐えられなくなり、嘘をやめる可能性があります。
嘘をつかれて悲しい
相手の罪悪感を刺激して、嘘をやめさせることもできます。
「嘘をつかれて悲しい」と冷静に訴えることを試してみましょう。責められるよりもこのような気持ちにさせられる方が、人間は行動を改めやすいです。 相手を責めずに、「私に嘘をついてまで隠し事をしてほしくない」という旨を伝えることがポイントです。
なんでも正直に話してくれて嬉しい
少し高度な技ですが、あえて「あなたは正直者だ」と伝えて嘘つきをがんじがらめにしてしまう方法です。
セリフの例では、「何でも正直に話してくれるから嬉しい」などの褒め言葉を使います。 人間は、人からの評価と自分のやっていることにギャップが出てくると、それを埋めようとする意識がはたらきます。それをうまく利用して、「あなたは正直に話してくれている」というレッテルを貼ってしまうのです。
本人も嘘という自覚が無いときには、特にこの手法が有効です。
知っている人に確認してみる
第三者の存在を示唆するのも、嘘つきを懲らしめる方法の一つです。
嘘つきに対しては直接的なことを言わずに、「知っている人に確認してみる」と言ってみましょう。後から嘘がバレて、事が大きくなることを想像した嘘つきは、慌てて本当のことを言ってくるかもしれません。
嘘つきを引っ掛けるような心持ちで、アプローチしてみましょう。具体的に「◯◯さんに聞いてみるね」と名前を出してしまうこともできます。
嘘をよくつく人の心理とは
ここでは嘘つきの心理を紹介します。
嫌いな人を攻撃したい
嘘を攻撃の手段にする人がいます。ありもしない噂を流したり、事実ではない陰口を叩いたりすることで、当事者を傷付けることを目的としています。
噂や陰口は出どころが分かりにくいため、嘘をついた張本人だけが傷付き、その嘘だけが残り続けることもあるでしょう。
卑劣なタイプの嘘なので、ターゲットにならないように普段から厄介な嘘つきには気を付けましょう。
嫌なこと・面倒なことから逃げたい
何かから逃れるために嘘を利用するタイプです。自分のミスを誤魔化したり、浮気を隠したり、面倒事から逃げるために嘘をつきます。
このタイプの嘘つきは、つじつまを合わせるためにどんどん嘘を重ねなければいけないことが多くあります。ついている嘘の数や規模が、本人が想像していた以上のものになってしまうことが特徴でしょう。
このような嘘をつく原因は、怒られたり責められたりすることを恐れていることです。
大きな孤独感を抱えている
誰かにかまってもらいたいときや優しくされたいときに、話を大げさにして嘘をつくタイプもいます。例えば人から心配されることで優越感や安心感を得るタイプの人は、ケガを大げさに表現して相手から心配されるように仕向けます。
プライドが高すぎる
自分のプライドを守るために嘘をつく人もいます。自分の持っている車や家、過去の経歴やコネクションなどを大げさに話すことが特徴としてあげられます。
これは人よりも自分は幸せで成功しているということを周囲に知らしめたい、という心理です。
嘘に対して罪悪感がない
そもそも嘘に対しての罪悪感がゼロ、という人もいるかもしれません。
「嘘も方便」という言葉があるように、嘘を相手のために円滑に利用する場合があることも事実です。嘘をつくことが常習化し、嘘が完全に日常の一部になっている人もいるでしょう。その場合「嘘」ということの認識がなく、それに伴って罪悪感も無いことがあります。
本人もついた嘘の内容を覚えていないため、嘘を認識させること自体が難しいタイプです。
嘘をよくつく人の特徴4選
ここでは、嘘つきの特徴について5つを挙げます。
話のつじつまが合わない
嘘を重ね過ぎると全ての嘘の整理がだんだんとつかなくなってくるため、話のつじつまが合わなくなることがよくあります。
エピソードの時期的な順序が破茶滅茶であったり、登場人物が定まっていなかったり、前に言ったことと違ったことを言ったりする、などがこのケースです。
ただし「そんなこと言ってないよ」「そんなこと言ったっけ?」などと、覚えていないふりをしたりとぼけたりしてくることがあります。質の悪い嘘つきであれば、ここでもさらに嘘を重ねます。
質問に対する答えが曖昧
こちらが質問をして話を拡げようとしたとき、嘘つきはその答えが曖昧だったり歯切れが悪かったりします。
これは聞き手も経験を重ねると、返ってきた答えのスピード、言葉選び、表情、目線などですぐに噓だと分かるようになります。
嘘つきは自分が体験していないことを、想像しながら話しています。そのためしどろもどろになったり、答えがあやふやでその場しのぎの曖昧な返答になったりしてしまうのです。
頭の回転が速い
頭の回転が速く、口が達者な人は嘘を作り出すことにも長けています。
さらに嘘の種類に関しても人を持ち上げたり気分を良くしたりするための嘘をつくため、嘘を疑われにくくすることもできます。お世辞のような嘘も上手くつけば、案外見逃されてしまうものです。
思ってもいないお世辞で人を褒めることに抵抗がないように、悪いタイプの嘘にも抵抗がありません。性質として嘘が根深く染み付いているため、こちらも嘘つきが直りにくいタイプといえます。
肝心な部分をはぐらかす
自分が嘘を重ねていくと不安定な情報を積み重ねることになるので、物事を言い切ることを避けるようになります。
話の中でこちらが尋ねたくなるポイントは、嘘と嘘の間で生じた矛盾です。これは、嘘つきにとっても答えにくいポイントです。そのため矛盾をつく質問に、はっきりと答えられずにはぐらかします。
嘘をつかれたときの対応
相手に嘘をつかれて、前述の嘘つきに効く言葉を使うときに、気をつけておきたいポイントを説明します。
強い言葉で相手を責めない
嘘つきは防衛本能で嘘をついている可能性もあるため、こちらが攻撃的になると余計に嘘を重ねることもあります。
やわらかい口調を意識して、まくし立てずにゆっくりと伝えることを意識しましょう。
人格否定をしない
直接的に人間性を批判するのもNGです。人間性を批判されると、嘘つきも心を閉ざしてしまい何も聞き入れてくれなくなる危険性があります。
その場ごとにあくまで「嘘をついたこと」に対する注意をし、ゆっくりと時間をかけて嘘をやめさせることを心掛けましょう。
嘘つきへの対処法
嘘をよくつく人に対しては、話を聞いているこちらが疲弊します。 自分のストレスを最小限にするためにはどのような対処法があるでしょうか。
離れることが1番ですが、社会ではどうしても同じ場に居合わせないといけないこともあります。対処法を3つに厳選して解説します。
まず信用しない
信用しては裏切られる、この繰り返しはあなたのメンタルや体力を削ります。これらはすべて「信じてしまう」というところから発生します。
そもそも「信用しない」ということに決めて、嘘つきとの対話に臨めばよいのです。信用しない人の話は話半分で聞くようにもなるので、あなたのしんどさも半減できるかもしれません。
この際、「あなたは嘘つきだから信用していません」とわざわざ言う必要はないことを覚えておきましょう。自分の中で「信用しない」と決めるだけで十分です。
大事な話は複数人で聞く
嘘つきとビジネスなどで重要な話をする場合は、1人で対峙することはやめておきましょう。何かを選んで決定するときには、特にこの方法を取ることをおすすめします。
前述のように嘘つきは話の中で、はぐらかしたり誤魔化したりすることが習慣になっています。内容の証拠となる言質を取るためには、自分だけではなく複数人で嘘つきの話を聞いておくことが大切です。
後になって「言った、言っていない」という水掛け論になることは、出口が見えずしんどいので避けたいところ。
嘘つきは水掛け論に持ち込めば誤魔化しやすいことを知っているため、対策をあらかじめ取った上で話す場に臨みましょう。
悪口に加担しない
嘘つきは人の噂話でも、同じように嘘を入れ込みます。
嘘つきがそのような話をし始めた場合には、物理的にその場を離れて加担しないことが大切です。
- 電話が入った
- 人に呼ばれた
- 用事がある
といった理由で、嘘つきとは物理的に距離を置くようにしましょう。
「嘘つきによく効く言葉」を上手に活用しよう
今回は、嘘つきに効く言葉や嘘つきの心理などを紹介しました。嘘をつく人は、どこにでも存在します。会話をする際は嘘つきに効く言葉を使うなど、上手く交わしていきましょう。