400Fは4月20日、お金の診断・相談サービス「オカネコ」のユーザーに向けて実施した新NISAの利用意向について調査結果を発表した。調査は1月31日〜2月2日、男女663人を対象に行われたもの。
まず、「投資をしている」と回答した人は約64%。そのうち約52.5%がつみたてNISAを利用していると答えた。次に、つみたてNISAの毎月の積立額は、平均2万3,416円。59.7%が「3万円超」を積み立てしている。
2024年に開始する新NISAでは、つみたてNISAの年間非課税投資枠が120万円となり、毎月の積立上限額の目安は10万円になる。
現在つみたてNISAを利用している人が積み立てしようと考えている平均積立額は「4万8,665円」となった。
平均積立額を年代別で見ると、30代・40代が高い傾向にあるが、大きな差は見られなかったという。世帯年収別では、どの世帯も積立平均額は上昇しており、新NISAで投資額を増やす意向がうかがえる。また、世帯年収が高いほど上昇率は高くなっており、家計状況によって積立額に差があるとのこと。
新NISAでの積立額を現在の積立額別に見ると、現在の積立額が3万円超の人の8割が、新NISAでの積立額の増額を見込んでいることがわかる。一方で、現在「3万円以下」と回答した人の半数以上が新NISAでも同額の回答となっている。
現在「投資・資産運用をしていない」または「つみたてNISAを利用していない」と回答した人に、新NISAの利用意向を聞いてみた。すると、45%が「利用したい」と回答したが、合わせて55%は「わからない」「利用する予定はない」と答えている。
「利用する予定はない」(17.9%)と答えた人からは、「投資にまわすお金がない」「仕組みがよくわからない」といったコメントが寄せられている。