――昨年4月にソロ活動を開始し、バラエティを中心に活躍しながら、念願のファッションブランドも実現されましたが、この1年を振り返っていかがですか?
この1年間は準備期間みたいな感じで、りんご娘を卒業してから自分が何をやっていきたいのか考え、それをみんなに発信していけるように準備してきました。このアパレルブランドも1年間でいろいろ準備し、今年の4月からやりたかったことをどんどん発信していけるような状態になってきているので、水面下で頑張っていた期間だったなと思います。
――アパレルブランドのほかに、どんなことを準備されているのでしょうか?
音楽活動も再開したいと思っています。あと、津軽塗を使ったジュエリーもプロデュースしたいと思って今進めているので、これからどんどんみんなに報告できるのではないかなと思います。
――ソロになってからご自身に関して変わったなと感じているところはありますか?
以前はグループが自分の中で圧倒的優先だったので、あまり自分と向き合ってきてなかったなと。自分がやりたいことは二の次でしたが、この1年間で自分と向き合って、自分は何に興味があって何をやっていきたいのか気づくことができました。
――東京で過ごす時間も増えていると思いますが、東京には慣れましたか?
全然慣れないです。助けてください!(笑)
――東京滞在は3日間が限度だとおっしゃっていましたね(笑)
そうなんですが、今はほとんど東京で、青森にはちょっと荷物を取りに帰るような生活に。青森のことを発信していくわけだから、青森からいろんなインスピレーションを受けにもうちょっと帰りたいなと思います。
――東京ではホテル暮らしということですが、ちゃんと家を借りて二拠点生活にしていく可能性は?
それは考えてないです。なるべく青森が多い生活に戻していきたいと思っています。
――忙しい日々の中でのリフレッシュ方法も教えてください。
青森にいると本当にストレスが全くなくて、青森に帰れることが一番です。青森に着いて呼吸をしただけで全部どうでもよくなるというか、「あ、これでいいんだ!」って(笑)。岩木山など青森の景色を見ているだけで、悩んでいたことも「そんなに悩むことじゃないか」ってプラスな気持ちになれるので、青森に居続けることですね。
■ゆくゆくは県知事に「青森県全体を考えられるようになったら」
――4月8日で25歳を迎えられましたが、20代後半、そしてその先、どんな女性になっていきたいですか?
ずっとアイドルグループで活動してきて、自分のやりたいことよりもグループの目標やメンバーのためにというのが大事なことでしたが、そこがなくなって、今、初めて自分が本当にやりたいことに挑戦できる期間に。モデル活動もアパレルもやらせてもらえるようになってきて、これからも自分がやりたいこと、自分がなりたい姿を素直にストレートに表現できる大人になっていきたいと思っています。そしてゆくゆくは県知事になりたいです!
――県知事になるために何かやっていることがありましたら教えてください。
農家さんなど、大事にしていきたい、青森に残していきたいと思うものに携わっている人たちに直接話を聞きに行って、どういうことで悩んでいるのか、どういう風にしていきたいと考えているのか知ることが県知事につながっていくと思っているので、青森にいるときはいろんなところに行って話を聞くようにしています。
――ちなみに何歳頃に県知事になりたいと考えていますか?
40代と思っていますが、30代でも可能性としてはあるのかなと! 早めにやってほしいと言ってくれている方たちもいるので。青森は大きいじゃないですか。今回のアパレルも津軽を舞台にしているものばかりで、南部、下北となるとさらにいろんな文化や伝統があるので、もっと勉強して青森県全体を考えられるようになったなと思ったらやりたいです。
――バラエティで実現したいことなど野望がありましたらそれもお聞かせください。
バラエティや女優業は、私の中で強くやりたいというわけではないのであまり欲がなくて。バラエティに出演させてもらうことで青森のことを知ってくれるだけですごくありがたいなと思っています。
――すべて青森のためにというのが軸としてあるわけですね。
そうですね。青森のためになることだったらなんでも芸能に限らずやりたいなと思います!
1998年4月8日生まれ、青森県弘前市出身、青森市在住。小学3年から「弘前アクターズスクール」に入り、2007年から青森県のアイドルグループ・りんご娘の姉妹ユニット・アルプスおとめとして活動し、2013年にりんご娘に7期メンバーとして加入。リーダーを務め、2022年3月末で卒業した後、4月からソロで活動している。親しみのあるキャラクターとユーモアあふれる発言が人気で、バラエティを中心に活躍。地元・青森県をこよなく愛し、第一次産業や地方活性化のために芸能活動に情熱を注いでいる。