女優の小芝風花が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『波よ聞いてくれ』があす21日にスタート(毎週金曜23:15~※一部地域除く)する。放送に先立ち、このたび各界の“金髪著名人”たちの作品への感想が公開された。

  • 上段左からHIRO-PON、春風亭小朝、箭内道彦、下段左からガク、オカダ・カズチカ、お見送り芸人しんいち=テレビ朝日提供

アニメ化もされた沙村広明氏の同名コミックを実写化する。小芝風花演じるスープカレー店のアルバイト・鼓田ミナレは、彼氏にフラれた上に金もだまし取られ、やけ酒を飲んでは見ず知らずの男に愚痴をこぼし、泥酔して記憶をなくすという、“超絶やさぐれ女”。ところがこの失恋トークをした見ず知らずの男が実は地元ラジオ局のチーフディレクターで、素質を見出されたミナレは深夜のラジオで冠番組を持ち、ラジオパーソナリティーとして開花していくことに。

初の金髪でミナレ役に挑む小芝に期待が高まる中、一足先に第1話を視聴したのは金髪の先輩である各界の著名人の、噺家・春風亭小朝、新日本プロレス所属プロレスラーオカダ・カズチカ、クリエイティブディレクター・箭内道彦、お見送り芸人しんいち、パントマイムで活躍するアーティスト・が~まるちょば・HIRO-PON、そして真空ジェシカ・ガクという6人。寄せられたコメントは以下の通り。

■春風亭小朝(噺家)

実写版の『笑ゥせぇるすまん』(97年)をテレビ朝日でやることになり、真面目な男が突然自由に生きたくなって大暴れするという役をやらせていただきました。その時、ちょうどロック三味線を始めたところだったので、これ幸いとこの時から金髪にしたわけですが、金髪には変身願望、自己主張、心を解放させる魔力があります。またある日、父親を亡くした金髪女子高生の喪服姿をニュースで見た瞬間、金髪は黒髪よりも哀しくて切なく見えることを知りました。

『波よ聞いてくれ』の主人公はそれらの要素をすべて兼ね備えた金髪女子であります。主人公が自分をどう解放し、何を叫びながら新しい自分と出会うのか、小芝風花さんが時折見せる切なさと共にお楽しみ下さい。

■オカダ・カズチカ(新日本プロレス)

『波よ聞いてくれ』の第1話見させていただきました。原作も読んでいますが、小芝さんのミナレは……最高でした! 漫画のミナレもいいですが、ドラマのセリフのリズム感! おかげさまで僕はミナレが苦手な女性だと気付けました(笑)。ミナレらしい笑える所も沢山ありましたし、今後も小芝さんが演じるミナレに期待したいです!

僕も金髪ですから、ミナレにも僕と同じようにカネの雨を……いや『波よ聞いてくれ』の雨を視聴者の皆さんに降らせてほしいなと思います!

■箭内道彦(クリエイティブディレクター)

金髪なのにイマイチな仕事っぷりだったらカッコ悪い。25年前の会社員時代、そう考えて金髪になりました。ハードルを自分で上げるために。感情の抑制と増幅、その両側に金髪が寄与できることを、小芝風花さんの演技に惹き込まれながら強く感じています。金髪は新しい自分になる覚悟であり修業。魔法であり御守。髪も頭皮も清楚も相当なダメージを被る。だけどその傷口からしか生まれないクリエイティブがあるのです。もしかしたら金髪は最大の清純、なのかも知れないとも思います。滑舌、展開、疾走。1フレームも目が離せない、凄いドラマが始まります。

■お見送り芸人しんいち(お笑い芸人)

『波よ聞いてくれ』の第1話、見させてもらいました! 率直な感想は……面白すぎました! まず冒頭10分、いや5分で小芝風花さん演じる鼓田ミナレにくびったけになります! どこまで言っていいか分かりませんが、とにかく破天荒、うるさい、真っ直ぐ、視野狭い、後先考えない、不器用、バカ正直……と、ドラマを見るとミナレのダメなところが湯水の如くでてきます!(笑)

だけど、純粋過ぎるところ、フィルターが無く喋る感じ、感情をガソリンに変えて走り回るミナレが大好きになってくると同時に見守りたくなっていきます! というか、第2話以降自分が出て助けたくなってきます! そして、ミナレみたいな生き方、絶対出来ない人がほとんどですし、やりたいと思いませんが、角度を変えて見るとミナレからめちゃくちゃ学べるところもあります。

毎週、金曜日のワクワクが止まらなくなるドラマです! 個人的には1人で見て、仕事先や学校でミナレのダメ出しトークがオススメです!(笑) あと、小芝風花さんの金髪がお見送り芸人しんいちくらい似合っていました!

■が~まるちょば・HIRO-PON(マイム アーティスト)

海外では評価されているキャスティングというお仕事。日本では見落とされがちですが、このマンガ原作『波よ聞いてくれ』の実写化ではセンスが光っています! ワキを固めるキャストの皆さんはもちろん、「鼓田ミナレ」演じる小芝風花さんがサイコーです。原作に合わせた金髪も力のある演技に無理なく溶け込んで、思いっきりやさぐれてくれちゃっています。金髪に合わせ、毎回違うセンスある衣装や小物の着こなしを楽しめるのも、マンガやアニメでは味わえない実写ならではですね。

ストーリー展開はもちろん、北村一輝さん演じるところの「麻藤ディレクター」の劇中の言葉通り「鼓田ミナレ」共々、小芝風花さんが今後どれだけ化けるか? 楽しみです!

■真空ジェシカ・ガク(お笑い芸人)

『波よ聞いてくれ』、めちゃ面白かったです! めくるめく展開! 一瞬で第1話を見終わっていました。これから小芝さん演じるミナレさんはどんな困難が訪れても必ず乗り越えて大きな成功を手にする事でしょう。その頭髪を見れば確信できます。髪を金に染める時のあの燃えるような痛みを知っているからです。あれはいかつい。「フライパンで頭を炒められてる?」と勘違いします。完成した黄金色の頭を見て「炒飯ができたんだっけ?」と錯覚します。あと髪も全然乾かないし、ムラシャン使ったら予想以上に髪に色が入っちゃったりするし。これらを乗り越えられるならもう人生に敵無しです。髪型は角刈りをオススメします。髪もすぐ乾くし、手入れも楽です。ぜひお試し下さい!