八芳園は4月17日、本館5階の人前式会場を一新し、日本の伝統的な婚礼文化と現代の美を融合させた新神殿「鳳凰殿」としてリニューアルオープンしたと発表した。

  • 新神殿「鳳凰殿」

同施設のコンセプトは「幸せの泉」。「おふたりの元に生まれた幸せが、これからも絶えることなく、ずっと満ちていくように」という願いが込められているという。

挙式会場内に設置された祭壇の奥からは、"自然からの祝福"をイメージさせるような柔らかな光が差し込み、木々や風の揺らめきがふたりを包み込む。また、古来より日本では"神は木々に宿る"とも言われていることから、祭壇には「出雲大社藪椿」と、神の依り代となる「榊・姫榊」が供えられている。

  • 「鳳凰殿」内の様子

前室には、晴れやかな未来に想いを馳せるにふさわしい装飾が施されているほか、鳳凰の壁画には、ともに未来へ向かって力強く歩んでいく気持ちが表されている。また新たに設置したオブジェは、"鳳凰の住処から湧き出る泉"をイメージ。幸せを象徴する鳥とされる鳳凰の姿が、ふたりがこれまで過ごしてきた年月を表現しているとのこと。

  • 前日の様子

さらに、鳳凰の壁画からイメージして作成したオリジナルの筥迫(はこせこ)を用意。事前に親から新婦への想いを綴った手紙を筥迫にしたためてもらい、セレモニーとして演出する。

  • 「鳳凰殿」オリジナルの筥迫

リニューアルオープンを記念し、同施設を見学できる特別フェアを土日祝日に開催。施設見学に加え、白無垢や色打掛、紋服などを試着できる和装試着体験や、八芳園の婚礼料理が味わえる試食会にも参加できる。