友人や会社の同僚など身近な人をあだ名で呼ぼうにも、あだ名の付け方は意外と難しいもの。特に面白いあだ名はセンスが必要で、一歩間違えれば相手に不快感を与えてしまうため注意が必要です。
本記事では面白いあだ名について、例や付け方のコツ、注意すべきポイントをまとめました。面白いあだ名といえば有吉弘行さんということで、有吉さんが過去に付けたあだ名の一覧や、面白いあだ名の付け方の実例も紹介します。
面白いあだ名とは
面白いあだ名の付け方を学ぶ前に、まずはあだ名の例を見てみましょう。実際にどんなあだ名があるのかを知ることで、面白いあだ名の傾向をつかみやすくなります。
面白いあだ名の例を紹介
面白いあだ名で多いのが、本人の名字や名前を少し変化させたもの。例えば名字が訓読みの「大村(おおむら)」の場合に、音読みで「ダイソン」と呼んだり、名前が「正義(まさよし)」の場合には「せいぎ」と呼んだりすることがあります。「正義(せいぎ)」が転じて「ヒーロー」というあだ名に変化していくこともありますね。
また、名字の一部や全体が有名人と共通する場合は、その芸能人の名前で呼ぶこともあるでしょう。
親しみやすさが感じられるあだ名でいえば、名字とキャラクター名を組み合わせたものも定番の一つ。例えば、相手の雰囲気や性格などがドラえもんに似ているから「(名字)えもん」、アンパンマンに似ているから「(名前)パンマン」という具合です。
少し変わった面白いあだ名も
面白いあだ名の中でも特に変わっているのが、一文字のあだ名。名字を短縮して呼んでいたものがさらに短縮され、最終的に一文字だけが残ってあだ名として定着するパターンです。
また、同じ名字の人と区別するため、若い人の方の名字に「ジュニア」「小」などと付けるケースもあります。
他にも、出身県にちなんだ名産品の名前や、口癖を省略したフレーズなど、面白いあだ名の種類は多種多様。その人が好きなお菓子や愛用品をもじった名称で呼ばれている人もいます。
面白いあだ名といえば有吉弘行さん
お笑いが好きな人や、バラエティー番組をよく見る人の中には、「面白いあだ名といえば、有吉弘行」というイメージを抱く人も多くいるでしょう。
なぜなら彼は、お笑い芸人やタレントなど、多くの芸能人に付けたあだ名が面白いとの理由で、2007年頃から再ブレイクを果たしたからです。ここでは有吉弘行さんが実際に芸能人たちに付けてきた、面白いあだ名を見ていきましょう。
有吉さんが名付けた面白いあだ名の一覧
今までに有吉弘行さんが生み出したあだ名の数は、数百個以上にのぼります。今回はその一部を抜粋して表にまとめました。
有名人 | あだ名 |
---|---|
井森美幸 | ダンスの天才 |
上戸彩 | CM番長 |
北川景子 | 天使ちゃん |
品川祐(品川庄司) | おしゃべりクソ野郎 |
タモリ | 昼メガネ |
彦摩呂 | コレステロー太郎 |
ベッキー | 元気の押し売り |
和田アキ子 | リズム&暴力 |
※敬称略、五十音順
見た目や仕事量、本人のエピソードなど、あだ名の題材は人によってさまざま。ユーモアのある呼び方から攻めたものまで多種多様です。
ただし毒舌なあだ名に関しては、有吉さんもあだ名を付けられている人々も芸能人であり、エンターテインメントとして成り立っている部分があることを理解しておきましょう。
有吉さんのまねをして、普段の生活において、相手が悲しがるあだ名を付けたり使ったりすることは避けましょう。
面白いあだ名の付け方のコツ
面白いあだ名を付けるにはコツをつかむことが大切です。いくつかポイントがあるので、一つずつ確認していきましょう。
語尾を工夫する
名前の最後を伸ばしたり、文字を足したりすることで、ポップで面白い印象になります。足す文字には、例えば「ん」「っち」「たん」「きち」「ちん」「ぴょん」「てぃー」「ぽよ」「るん」「っぴ」「ぞん」「キング」などがあります。
名字や名前を丸々残すのもいいですが、最後の文字を「ー」や「ん」などに置き換えてみるのも面白いでしょう。
名前を省略する
名前の一部を切り取ってつなげると、おさまりのいい面白いあだ名になることがあります。例えば芸能人では「キムタク」や「松潤」などが該当しますね。
名字と名前の頭文字を取る、名字の頭に名前の後半部分をつなげるといった工夫をしながら、しっくりくる組み合わせを探してみてください。
エピソードや行動を参考にする
印象深い出来事がある知人がいる場合は、その出来事自体をあだ名にすることもあります。あだ名は相手を象徴するフレーズだと考えるならば、その人が取ったちょっと変わった行動もあだ名になり得るでしょう。
似ているもの・キャラクターを参考にする
似ているものやキャラの名前をもじった名前を付けると、面白いあだ名になりやすいですよ。髪型や雰囲気、話し方などを観察して、似ているものがないか考えてみましょう。
性格を考慮する
性格がわかるような間柄の相手であれば、その人のキャラに見合うフレーズを当てはめるのも一つの手段です。例えば、清楚(せいそ)な人には落ち着いた雰囲気の言葉、真面目な人にはしっかり者と認識できるあだ名がいいでしょう。
あだ名作成ツールを利用する
なかなか面白いあだ名が思いつかないときには、あだ名作成ツールもおすすめです。名前を入力するだけであだ名を提案してくれるので、しっくりくる面白いあだ名ができることもあるでしょう。インターネットで検索すれば該当するサイトが見つかるので、ぜひチェックしてみてください。
面白いあだ名を付けるときの注意点
あだ名にはユニークなものがある一方、時には周囲が思わず首をかしげたくなるものもあります。また、本人が不快に思うものもあるでしょう。
面白いあだ名を付けるにあたって何に気を付けるべきなのか、注意すべきことをまとめました。
ネガティブなものは避ける
あだ名は単にお互いの距離を縮めるだけではなく、相手を一言で表す大切な言葉です。相手を否定するようなネガティブな言葉は避けてください。
悪い印象の言葉を使ったり、容姿や体形をバカにするようなフレーズで呼んだりするのはやめましょう。
相手の気持ちを尊重する
あだ名を付けるときに一番重要なのは、呼ばれる側の気持ちを考えることです。あなた自身がいくらポジティブ、または面白いと感じたあだ名であっても、相手が同じように考えているとは限りません。
本人の気持ちを第一に考え、相手にそう呼んでいいか聞いてみて、嫌そうであれば別のあだ名を考えてみましょう。
相手が嫌がる、悲しがるあだ名を付けたり使ったりすることは、いじめにもなり得ます。そうなってしまうことの無いよう、細心の注意を払いましょう。
面白いあだ名を実際に考えてみよう
面白いあだ名を付けるコツを学んだ後は、実践編です。今回は3種類の名前を例に挙げ、名前をもじる方法で考えてみます。語尾を変えたり、少し言葉を足したりするだけでも、バラエティーに富んだあだ名が思い浮かぶものですよ。
面白いあだ名の参考例
「まい」の場合
2文字の名前は省略が難しいため、言葉をプラスする方向がいいでしょう。「ん」や「っぺ」を付けて「まいん」「まいっぺ」などが考えられます。「ー」を活用するなら「まいーん」「まーたん」などもいいですね。「はるか」の場合
名前が3文字になると「はるさん」「はっしー」など、最初の文字を生かすあだ名が作りやすいです。2文字目と3文字目を使って「るかちん」、繰り返して「はるはる」なども面白いですよ。「そうた」の場合
言葉の響きを重視したあだ名であれば「そうポン」「そうまる」「そうちん」などの例が挙げられます。「そうた」の最後と「太郎」の最初を重ねて「そうたろう」とするのもいいでしょう。
相手に受け入れられる面白いあだ名を付けよう
名前の読み方を変えたり、名字が同じ有名人の名前をもじったりと、面白いあだ名の付け方はさまざま。外見や性格から連想される言葉をあだ名として利用するケースもあります。
実際に面白いあだ名を付けるなら、相手の外見と内面の両方に目を向けて特徴を探してみましょう。名前の最後に響きが面白いフレーズを付ける、印象に残った相手の行動を参考にするなどの方法がおすすめです。面白いあだ名を作成する専用ツールを利用するのも一つの手ですよ。
ただし、面白いあだ名を付ける上で最も注意すべきなのが、相手の気持ちです。あだ名を付けた側が面白いと思っても、相手が同じ感情を抱いているとは限りません。特にネガティブな印象の言葉や、相手をからかうようなワードの使用は絶対に避けましょう。相手の気持ちを考え、尊重するよう心掛けてください。