ウェブスターマーケティングは、全国の男女322人を対象に「借金をした理由」「借入金額」に関するアンケート調査を実施した。調査対象は全国の10代~60代以上の既婚男女で、調査期間は2月28日から3月1日。調査方法はインターネットで、回答者数は322人(男性191人・女性131人)

借金をした方に、なぜ借金をしたのかアンケートをとったところ、上位10位までの回答は以下になった。

  • 借金をした理由

借金をした理由の第1位となったのは「生活費」(92人)で、2位と2倍以上の数値を出す結果に。ウェブスターマーケティングは、大きな買い物をするために借金をするのではなく、今月ちょっとお金が足りないから…という感覚で借金をする人が多いと分析。

第2位は「ギャンブル」(39人)で「もう少しお金をかければ負けを取り返せる」というギャンブラーの心理は借金に繋がってしまうようだ。

3位以下は「住宅の購入」(33人)や「車の購入」(31人)など大きい買い物が続くが、これらは金額が大きいので、計画的な借金と言えるだろう。

その他の少数意見では、「引越し」「冠婚葬祭」「旅行費用」「留学費用」などが。更に「年金の未払い」や「親しい人に騙されて」という回答も含まれていた。

また借金をした方に、いくら借金をしたのかもアンケートをとった。

  • いくら借金をしたのか

借金をした金額を調査したところ、1位が「100万〜200万円未満」(60人)、2位が「5万〜10万円未満」(43人)、3位が「10万〜30万円未満」(41人)という結果に。

借金をした理由の1位が「生活費」という結果から、生活費を補うために少額を借りる人が多いのかもしれないと分析。

次は使用用途別に借金をした理由の上位10位までの項目で、それぞれ一番人数が多かった借入金額を紹介していく。

  • 使用用途別の借入金額

生活費だと「10万円〜30万円未満」(26名)が一番多く、1ヶ月分の平均的な生活費に相当する額である。

ギャンブルが「100万円〜200万円未満」(10名)と、高額を借り入れる人が多いという結果に。

住宅を購入する時はやはり借入金額も高額になり、今回のアンケートで一番高額だった「5,000万円〜1億円未満」も住宅の購入であった。

また、少数意見の中にあった「騙された」などの不本意な借金を背負った人に、いくら借りたのか下記にまとめた。

彼氏にねずみ講を誘われたという方は「30万円〜50万円未満」

以前交際していた男性に騙されて借金を重ねてしまった方は「300万円〜400万円未満」

知人に騙されて借りたという方は「100万円〜200万円未満」

また、借金をする時は借金をする手段も検討が必要になるが、借金経験のある方に「借金をした時の手段」について質問をしたところ、以下の結果となった。

  • 借金をした時の手段

借金をした時の手段として、全体の約4割が「カードローン」と第1位に。

24時間いつでも申し込みが出来て、コンビニATMなどからも手軽に借入・返済が出来る上に、誰にも知られずに借金が出来るという点を便利と感じる人が多そうだ。

続いて「親・家族からの借入」が全体の4分の1を占める回答となり第2位に。

親や家族、友人等の親しい人から借金をした場合、利息が付かないことがほとんどかとは思うが、トラブルに発展する可能性もありそうだ。

続いて下記では借金の返済方法について公開していく。

  • 借金の返済方法

借金の返済方法は、その他を除いて「身内から借りる」(27.6%)が第1位となった。また「友人から借りる」という回答も合わせると、約3割が「借金の返済を身近な親しい間柄」に頼っていることがわかる。借金をした手段でも、家族や友人が挙げられていた。

家族や友人に頼る場合は、借金の返済についてもよく話し合ってお互いが納得する形で進める必要がありそうだ。

なお「その他」の回答では「働いて返済した」という意見が大多数を占めており、「節約をして返済」「家や土地を売って返済」「まだ返済中」「リボ払い」「投資で得た利益・副業して返済」という回答も見られた。

驚くべきことに、借金の返済方法として「ギャンブル」が1.9%という結果に。借金をギャンブルで返済できてしまうところが、ギャンブルを辞められない理由と言えるのかもしれないと述べている。

最後に、「過去に何度借金をしたことがあるか」という質問の結果を紹介する。

  • 過去に何度借金したことがあるか

借金の経験が多い回答から順に「1回」が50%、「2回」が22.7%、「5回以上」が16.8%と続く。また、「1回」と回答した人の割合と「2回以上」と回答した人の割合が、それぞれ50%という結果になった。